聖地巡礼の裏尾根幹
インナーロー教壇の経典に書かれていた裏尾根幹 には、いつかは行かねば…と思っていたのだが、それが突然今日になった。 ^^;
ムムム…。もしやこれは、『暇こいてんなら、一日でも多くペダルを回さんかい!!』という意味か…? 裏尾根幹は私の自宅から 15Km の自走圏内にあり、以前に「探索してみようかなぁ〜」とつぶやいていた場所だ。『わざわざ近所でコガ道場を開催してやるっつーのに、まさか来ないつもりぢゃぁ、ねぇ〜だろうなぁ〜?』そんな圧力を感じた。
わずかな抵抗を試みるも、一瞬で無残に砕け散ってしまった…。 (><) これはすなわち、『朝から走れば、雨の前に終わるだろ? つべこべ言ってんぢゃねぇーよ。』という意味に違いない。
尾根幹なら走ったことはある。アップダウンはあるけれど、激坂はないし、距離も 20Km そこそこで、タイムアタックとかではないので、走りきることはできる。裏とはいえ尾根幹だから、そんなに違わないだろう…。そんな感じで、走りに行くことが決まった裏尾根幹だった。
朝六時に目が覚めて、ちんたらと準備して、甲州街道、鶴川街道を通って、九時前に矢野口のローソンに到着。朝ご飯はドーナツとホットコーヒー。気温は 5℃なので、ホットドリンクは欠かせない。コガさんを待っている間、何人ものローディーがローソンに立ち寄り、そして出発してゆく。みんな速そうだなぁ〜。
集合に現れたコガさんの愛機はブロンプトン (折りたたみ式のミニベロ) だった。「これ、まだ乗ったことないでしょ?」ということで、軽く試乗させていただく。う〜ん、よく走る。ちょっと重いけど。しかし、いくらコガさんの脚とはいえ、クロスバイクの私と一緒に走るのは、ブロンプトンではしんどいハズ。私に遊ばせてくれるためというサービス精神で、自らを犠牲になさるとは…。 (TT)
しかし、そんなことは杞憂だった…。
裏尾根幹は近隣農家の方々の生活道路。軽トラ程度なら走れる道、車の通れない幅の道、砂利道、未舗装路などが多く存在する。そして、アップダウンも激しく、超級の激坂もあった。「ハァハァ、ゼェゼェ〜。こんなとこ、車どころか自転車も通れない道ってことでいいんぢゃないの???」という状況の中、私を置いて行くブロンプトン。 (><) 「ま、ま、待ってぇ〜。こんな人跡未踏の地に置いて行かれると、帰れないぢゃないかぁ〜 (TT)」私の iPhone は冷気に負けて、冬眠してしまっているのだ。 (^^;
アップダウンがあるのは、わかっていた。だが、その斜度が尋常ぢゃぁない。なんとか足を着かずに必死に登ったが、途中で見た勾配計は 15% 以上を指していた。
https://twitter.com/tommy1969/status/679487623652491264
と、もう一度降りて、登って来た。『あなた、ホントに人類ですか?』 (^^;
悔しいことに、登れないほど長くはない。「もう、あかん。無理〜。」と思う頃に、なんとか登り終えて下りに入るので、なんだかんだと幾つかの激坂をクリアすることはできた。
激坂に慣れてない私は、フロントが浮いて後ろにひっくり返ってしまいそうなのを必死に抑えて登っていた。外から見てどう見えるかはわからないが、自転車にしがみついているような感覚だった。
そして、登った先には牛舎。
周りの風景はこんな感じ。曇り空で写真映えはしないけど、東京の中心部から 30Km ぐらいの範囲にいるとは思えない長閑な空間。タイムスリップしたかと錯覚しそう。
何回、激坂を登っただろう? 意識が朦朧として、「もう終わり? もう折り返し?」それしか考えられない状態で、ペダルを回し続け、なんとか町田街道手前の折り返し地点にあるバーミヤンに到着。
https://twitter.com/tommy1969/status/679507662833225728
そして、食事をしながら。
と、強がりを言ってみる。前回、山中湖へ行った帰りに、道志みちを下って、橋本駅から輪行して帰ったのだ。
そんなやり取りがありながらも、アメッシュによると、雨ゾーンはわずかなので、素直に尾根幹を通って帰ることにした。
アップダウンは何度もあるけど、激坂はないので、平穏無事に矢野口近くのミニストップに到着。これにて終了。
そんな裏尾根幹だった。 ^^
これで東京近郊ライドは走り納めなので、帰宅して、 Escape Air のチェーン、スプロケも含めて綺麗に掃除した。一年間の感謝を込めて。
東京近郊で遊んでいただいた (貧脚の私に付き合ってくださった) 皆さん、とても楽しい自転車ライフをありがとうございました。来年も、お付き合いのほどをよろしくお願いします。 ^^