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箕面川ダム

いつも北や西へ向かってばかりなので、趣向を変えて東へ行ってみようと思い、選んだのが五月山だ。調べてみると、箕面川ダムが近くにあることも分かったので、丁度いい。 ^^ そーいえば、五月山には祖父、祖母の墓がある。法事は親の世代で済ませているらしく、納骨の時しか行ってないので、正確な場所は覚えてない。それでも、近くまで行けば思い出すかもしれないので、これまた丁度いい機会だ。

ただ、あまりにも近所過ぎて、ロードバイクで走るには距離が物足りない。そこで、能勢妙見山もコースに入れることにした。二つも山を登れば脚が心配だが、調子がいいようなら、宝塚に降りて、最後に十万辻トンネルまでのヒルクライムで帰る感じのプランで出発した。

いきなり激坂!!

家を出て、わずか 8Km で五月山へ登り始める。そして、激坂。五月山幹線道路は有料道路なのだが、自転車だと無料で走れてラッキー! …と思いきや、こんなところを自転車で走る奴なんて、そうそういるわけがない。だから、通行料を徴収しても微々たるものだろう。…というのも 15% を超える激坂が何度も現れるから。 (><)

もし、ロードバイクを買ったばかりのビギナーが、こんなところに来てしまったら、その後、二度と山に登らないことを固く心に誓ってしまうことになるだろう。そんな激坂をカタツムリのようなスピードでチンタラ登っていると、半袖ジャージ&レーパンでグイグイ登っていく人に追い越された。『この斜度で、なんでそんなスピードで登れるんだぁ〜 (><)』そして、あっという間に見えなくなってしまった。 ^^;

出発してからここまでで 10Km 程度なのに、いきなり休憩。 ^^; …というのも、若かりし頃に、夜景を見るためによく車で来ていた場所だったことを思い出したからだ。いつか女の子をナビシートに乗せて、一緒に夜景を見るために、週末になると夜景スポットを探し回っていた。そんな場所の一つだ。そして、本番を迎える日はないまま時は過ぎ、朝っぱらからヒーヒーハーハーと呼吸を乱しながら、ロードバイクで登ってくる場所になったって訳だ。 ^^;

苦い思い出に浸るのもそこそこに、箕面川ダムに向かって、更に登ってゆく。眺望が開けて、頂上付近と思われる場所で、自動販売機を見つたので、コーヒータイムにすることにした。

なんと、休憩場所は霊園だ。 ^^; 山の中だし、登り疲れたし…で、場所を選んでる余裕はない。多分、休憩している霊園の一つ前にあったのが、祖父祖母の墓のある霊園だろうと思われる。走りながら見た景観になんとなく見覚えがあった。西側に六甲山のある絶景を見ながら、祖父祖母の思い出にふけっていた。

「じっちゃん、ばっちゃん、人生のゴールはここかもしれないが、今日のゴールはまだ先なんで、ボチボチ行くわ。墓地だけに。 (><)」

そんな言葉を残して、箕面川ダムに向けてペダルを踏み出した。ここからダムまでは下り基調で、軽快に走る。

途中、面白い道路標識を発見! 横から生えてる!! 初めて見た!!!

分岐点を過ぎ、少し登ると箕面川ダムが見えた。

ほのぼのダム湖

ロックフィルダムだ!

人造湖の景色も美しい。この湖、名前は ゆうゆうレイク だそうな。なんか消費者金融みたいだ…。 ^^;

更に写真を撮るべく、天端を渡ろうとすると…。

猿に遭遇!! 箕面と言えば、猿の生息地として有名なところ。箕面川ダムってゆーぐらいだから、箕面にあるのだけど、五月山から登ってきたからか、猿の生息地付近に自分がいることをまったく認識してなくて、ちょっと驚いた。

猿を撮った後は、例のごとく、天端で愛機を撮影。日頃、カメラ任せのオートばかりなので、フィルターを使って攻めてみた。 ^^;

そして、下流側から見たダムの堤体はこんな感じ。

予定外のダウンヒル

さて、次はダムカードだ。休日は昆虫館でカードを配布しているとのことなのだが、周囲を探してみても、それらしき建物が見当たらない。近所にあると勝手に思い込んでいたのだが、 Google Map で探してみると、数キロ離れた場所にあるようだ。よく知らない道なので、 Google Map の案内の通りに進んで行くと、どんどん下ってゆく。『あれ? こんなに下っちゃったら、後で妙見山に登るのが大変ぢゃないか!』 ^^;

そして、とうとう箕面駅前まで降りてしまった…。ここまで山を下って来て、やっとわかった。箕面公園昆虫館というのは、箕面公園の中にあるのだということに。 (><)

箕面公園は、箕面駅前から滝まで続く散歩道。大阪ではメジャーな観光スポットの一つで、箕面駅から滝まで、川沿いに数キロ続く。ちょうど、その中間地点ぐらいに昆虫館はあった。

ロードバイクを昆虫館まで押し歩き、無事にダムカードを獲得!! ^^v

予定外の滝観光

さて、次は妙見山だが、どうしたものか? 駅前まで戻って、改めてダムまで登り直すのは、精神的になんかつらい。なので、滝まで行ってしまって、そこから階段などで滝の上までロードバイクを運び、元の道へコース復帰することにした。ちょっと反則っぽい気もするが、せっかく観光地に来ていることだし、予定外のコースアウトだし、少しぐらいショートカットしても…ね。 ^^;

いよいよ箕面の滝が目前に迫り、観光地っぽい風景をパシャリ。

そして、これが箕面の滝だ!!

滝の前の広場には観覧席が設けられていて、ポカポカ陽気の中、多くの人が滝に向かって座っている。青空と岩壁に囲まれ、滝のリズムの中に身を置いて、きっと癒されているのだろう。 ^^

川沿いの売店らしく、鮎の塩焼きも売っていた。これからヒルクライムが待っているので、吐いてしまったらもったいないと思って、食べなかったけど。 ^^;

下流の川の流れも、とても美しい。マイナスイオンが、そこら中に漂っていそうだ。 ^^

撮影とトイレ休憩を済ませ、階段とスロープを使って滝の上まで登る。箕面公園の滝までの道のりも登り基調だったので、きっと 100m ほどの標高をリカバリしたはずだ。ここから妙見山を目指す!!

予定外のヒルクライム

ダムカードのために下った道を、今度は登って行く。「さっき下った道を登るのは、罰ゲームみたいだなぁ… ^^;」そんなことを考えながら、箕面川ダムまで戻ってきた。それにしてもとっても暑い。気温 15 度のヒルクライムだからなのだが、それに加えて真冬装備で走っているから。イヤーカバーに、インナー2枚。そして、厳冬期に使っていたグローブも。 ^^; すれ違う速いローディーの多くが、半袖ジャージにレーパンだったのだが、その謎が解けた。 ^^;

さすがにイヤーカバーはジャケットのポケットに片付けて、妙見山を目指して登り続ける。

そいういえば、五月山を登り始めた時から、コンビニには遭遇してない。

ところどころに自販機はあるけれど、これからの季節、このコースを走るときは、ちゃんと補給も考えなきゃならなさそうだ。今日のところは、 とろけるココア の胸の奥まで染み渡る甘さがありがたい。

ダムカード獲得のためとはいえ、想定外のヒルクライムを走ったため、妙見山へは本日三本目のヒルクライムということになる。それでも、息も絶え絶えに、ペダルを回し続ける。

やっと、着いた!! ^^;

既に足はピクピクで、これ以上のヒルクライムはしたくない。箕面公園を歩くのに時間を使ってしまったこともあるし、宝塚へ降りる案は捨てて、帰宅することにした。

予定外の帰路

事前に引いておいたコースに従って、妙見山の降り口を探す。すると、「ん? このコースに従うと、階段を降りることになるぞ? しかもその先は砂利道…。 (><)」ロードバイクで走るには、ちょっと厳しそうだ。 ^^;

…というわけで、来た道を少し引き返したところの分岐点まで戻って、少し回りこむコースで帰ることにした。

帰路で通った知明湖の美しい景観。もう、知っている場所に出たので、迷うことはない。…というのは、面白くないので、いつもの東側ルートではなく、湖の西側を通るルートを進むことにした。

あるもんだねぇ〜、吊り橋。

高いところが苦手なので、こーゆーのは避けたいところなのだが、克服したい気持ちもある。なので、橋を渡って見ることにした。

しかし、撃沈…。 (><) 橋の 1/3 ぐらい進んだところで、風が吹いてきて橋が揺れたので、引き返してしまった。 (^^;

当初の計画ほど走行距離は伸びなかったけど、色々ハプニングがあって、面白いサイクリングだった。 ^^