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セルフブルベ 200Km

うちの村では、イニシエーションとして、自転車で 200㎞ 走らなければならないことになっている。達成できなければ、一人前と認められず、いずれ村を追い出されることに…。というのはもちろん冗談で、来月に行われる BRM423 川西200km 竜とお城と酷道と にエントリーしようと思っていて、その試走として、セルフブルベをやってみることにした。

17:00 に用事があるため、それまでに帰宅しなければならない。4:30 に起きて、5:00 に出発…の予定が、5:30 を過ぎてしまった。相変わらず、準備が遅い。^^; 本来のルールでは、ブルベ 200Km の制限時間は 13.5 時間なのだが、出遅れた今回は 11 時間少々で、走りきらなければならないことになってしまった。まあ、休憩時間込みの平均速度が 18km/h なら、問題ないと思うのだが、さてさて。

予想外の寒さと風

颯爽とスタートしたものの、ちょっと寒い。二週間前に五月山 & 妙見山に登った時に、かなり暖かかったことがあって、今回は冬用ではなく、長袖のオールシーズンウェアーにした。夜が明けて気温が上がるまでは寒いと思っていたので、一応、ウインドブレーカーを羽織っていたのだが、思ったよりも寒い。日が昇っても、あいにくの曇り空。なかなか気温が上がらない。

今回のブルベコースの最高標高地点が、かなり最初の方に設定されているのだが、そこへ登る前のラストコンビニで、まずは補給。そして、最初の難関へ向かう。

ロードバイクに乗り始めて間もない頃に挑戦した時は、挫折して引き返してしまった西峠。それが今や、ただの通過点か…と物思いに耽る。もちろん、登るのは楽ではないのだが、ここから 170Km ほど走ることに不安を感じるほど消耗してもいない。

西峠の後、古坂峠も超えて、残りの長距離ライドに備えて、少し休憩なのだが…。

実は、道中、ずっと北北西の風が吹き続けていた。そして進行方向は北北西なので、ずっと逆風にさらされていた。登坂では木に囲まれているし、スピードが遅いので気にならなかったが、下り坂や平坦路では、なかなか思うような速度が出ない。そして、想定していたほど気温が上がらないこともあり、どーしてもトイレが近くなり、時折現れるコンビニ (だいたい 10㎞ おきぐらい) についつい立ち寄ってしまう。まるで、電信柱毎に片足を上げる雄犬のようだ。^^;

実は、ここもトイレ休憩に寄っただけ。 (^^; 時間制限の厳しい長距離ライドなので、あまり写真を撮るつもりはなかったのだが…。 (^^;

そして、ここもトイレ休憩。 (^^; これだけマーキングしたら、ここら辺り一帯は私のテリトリーだな。 (^^;

時折見せる晴れ間は、とっても気持ちいい。 ^^

迫るタイムリミット

逆風でスピードが上がらないばかりか、トイレ休憩ばかりしているので、思ったほど距離が伸びない。だんだん 17:00 帰宅が難しそうに思えてきた。

そして、何やら怪しげな登坂口。「ホントに国道??」と思わず声が漏れてしまう。ブルベコースタイトルに 酷道 とあるのは、どうやらこれのことらしい。

この写真のすぐ先が峠で、距離も斜度も大したことはなかった (4Km ほどで、 3〜5% ぐらい)。ただ、狭いし、荒れているし…で、走りやすくはない。晴れていれば幻想的な木漏れ日の中を走れたのだろうが、寒い日なので、日陰はありがたくはなかった。 (><)

この辺りから東へ進んで行くことになり、向かい風の影響はほとんどなくなった。時折、横風に煽られてヒヤッとするけど、前半の遅れを取り戻すべく、巡航速度を上げて爆走する。

しかし、残り時間がかなり厳しくなってきた。この先、南に進路をとるところで、追い風に乗れれば、間に合うかもしれないが…と、運を当てにする感じになってきた。北北西の風は、いつまで続くだろうか?

英断の DNF

福知山駅が近いことに気づき、進路変更して駅に向かった。運を当てにしている精神状態では、安全に帰宅できる確率が下がっていると思ったからだ。そして福知山駅を過ぎて走り続けると、次に駅に近づくのは京都線となり、電車ワープを使っても、帰宅時刻に間に合いそうにない。まだ、 100Km 少々しか走ってなかったが、ここは英断すべきだろう。…ということで輪行することにした。

これまで Domane に乗るときは、輪行袋なんて持ってなかったのだが、この日はたまたま持っていた。が、使い慣れてないので、パッキングに時間はかかるし、肩紐を入れ忘れてるし…。 (><) ま、肩紐がなくても持ち歩くことはできた。軽量のカーボンバイクで良かった。 ^^;

残念ながら、 200Km を走りきることはできなかったが、だいたい道はわかったし、残りの道も、半分以上は走ったことのある道だ。おそらく少しぐらい風があっても、本番では走りきれるだろう見込みもついた。ただ、何度かコースを外れた時があったので、 キューシート は忘れないように注意した方が良さそうだ。 (><)