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伊根の船屋群

アワイチに始まった GW のその後は、ドライブ三昧で過ごしている。ロードバイクに乗るようになって、道に詳しくなった結果、ドライブが苦ではなくなったのが大きいと思う。大型連休で交通渋滞に苛まれる高速道路での移動を避けて、ほとんど信号のない山間部を抜けて、快適に遠くまで行けたりなんかするのだ。 ^^

行き先に有名な観光地を選ばないというのもミソ。なかなか駐車場に入れない、ゆっくり食事を食べられない…などは、避けたいところ。なので、マイナーそうなところへ向けて、車を走らせた。

兵庫 - 石井ダムと加古川大堰

この日は平日だったので、 平日しかダムカードを配っていない兵庫県のダム の中から、日帰り出来そうな石井ダムと加古川大堰を選んだ。

まずは石井ダムを目指した。宝塚方面から東六甲を登り、有馬街道へ抜け、神戸駅方面へ下りて、石井ダムへアプローチ。

だが、もう少しのところで挫折…。 (><) 確か、鳥原貯水池あたりだっただろうか? 車が一台しか通れない狭い対面通行の道路が、ありえないほどの激坂だったのは。長年車に乗っているが、車が後ろにひっくり返るんぢゃないかと思うほどの超激坂に恐怖を感じたのは、ちょっと記憶にない。 V 字型に折り返す交差点で、「む、無理だ…。この激坂の途中で、この鋭角は、とても曲がれない…。」と、まっすぐに突っ切ったところの駐車場で深呼吸したところで、諦めて引き返すことにした。

後で調べると、石井ダムは車では行けないダムだそうで、恐怖の超激坂をクリアしたとしても、どこかで車を諦めて、かなりの距離を歩かなければならなかったようだ。まあ、諦めて正解だったかな、と。いずれ改めて、ロードバイクでチャレンジするのが良さそうだ。

そのまま国道2号線まで降りて、加古川大堰を目指した。加古川って遠いのね。 ^^; かつて、舞子にあった学校に通っていた時期があったので、神戸の西端までは行動範囲なのだが、その隣が加古川だと思っていたのだが、間に明石市があった。明石の存在を忘れていたわけではなく、順番が逆だと思っていた。 ^^;

無事に加古川大堰に到着。一見するとダムにしか見えないが、法律上のダムの定義は、堤高 15m 以上でなければならないので、堤高が 6m しかない加古川大堰は法律上はダムではないということらしい。

立派な天端が整備されている。この撮影場所の背後に 姫路河川国道事務所加古川分室 があり、そこでダムカードを獲得することができた。

京都 - かやぶきの里

祝日に入り、岐阜県の白川郷へ行きたいと考えていたのだが、どうやらかなり有名な場所らしく、祝日に行くには渋滞などが予想される。そこで、白川郷ほど有名ではないと思われる京都の かやぶきの里 へ行くことにした。以前に 京都道の駅スタンプラリー で近くまで行ったことがあるのだが、交通量は少なかったので、のどかな田舎の風情を想像したからだ。

亀岡市、南丹市を通り抜け、ランチにしようと日吉ダムに立ち寄ったところ、ダムサイトの スプリングス日吉 は有名な BBQ スポットらしく、駐車場にすら入れない。駐車場を通り過ぎ、ダムの上流側の小さな公園の駐車場に車を止めて、堤体写真だけ撮って、日吉ダムを後にした。

日吉ダムによってできた天若湖側から見た堤体。

その後、 かやぶきの里 まで車を走らせたのだが…。「ぐぬぬ…。めっちゃ観光地や…。 (><)」という状況だった。駐車場には、観光バス、乗用車、オートバイが溢れ、路駐も激しい。食事が出来そうなお店の前は、長い行列ができている。駐車することもままならないので、諦めて通りすぎ、 Uターンして引き返すことにした。運転中にちらりと視界に入ったかやぶきの家々は、とても風情のある美しい景観だった。雪景色が似合いそうだ。

そのまま少し下り、往路で見つけていた手作りソーセージのお店で、少し遅めの昼食を摂ることにした。

ソーセージの盛り合わせ。黒っぽいのは、鹿肉のソーセージだそうな。

ホットドッグも鹿肉のソーセージを選んだ。

ここの手作りソーセージは、とっても美味しいものだった。鹿肉ということで、少し緊張して口に運んだところ、確かに豚肉とは違う風味ではあるが、臭くて食べられない…というようなものではない。しっかりと肉の味がして、 美味しい と言っていいと思う。ただ、脂肪分が少ないためか、ジューシーさが不足している感じだったので、豚肉とブレンドしたものがあれば、そっちを試してみたいところ。

この日は、このまま夕日が反射して黄金色に輝く知明湖沿いを走って帰宅した。

京都 - 伊根の船屋

ヴェネチアのように、水面に浮かぶようにして家屋のあるところが 伊根の船屋 で、以前からその景色を観たいと思っていた。祝日だが、きっとそこまでメジャーではないだろう…と思って、出発することにした。これが正解だった。一応、観光地として盛り上げようとしている場所ではあるのだが、近くに有名な天橋立があるためか、伊根まで訪れる人は、そこまで多くないようだ。カメラを携えた人や、外国から訪れた人もいらっしゃったが、目算で 50 人ほどだろうか…。駐車場に苦労することもなく、ゆっくり古風な町並みを散策できた。居心地よい空気の中、とても素敵な時間を過ごすことができた。

天橋立を過ぎ、右手に若狭湾を捉えながら、気持ちの良いドライブで伊根を目指す。

船屋の町に入る少し手前で駐車場を見つけたので、そこに車を止めて、歩いて向かうことにした。釣りをしている人々と、たくさんの網が、いかにも漁村って感じで、この辺りから時間の流れの遅い空間に入り込んだような錯覚を感じる。

透き通った海。あまりにも綺麗な海に思わず声が漏れるほど。

海の向こうは青島と湾の対岸。なんと絵になる空間なんだろう…。

海に面した船屋群。これが日本のヴェネチアだ! ^^

伊根湾の周囲はほとんど船屋で埋め尽くされていた。

伊根湾の反対側も船屋が続く。遊覧船も出ているようだ。

初めて訪れたにもかかわらず、なぜか懐かしい感じのする町並み。

船屋と船屋の隙間。子どもの頃、こーゆー隙間に入るのって、なぜかワクワクしたのを思い出す。今は大人だからやらないけどね。 ^^;

こっちは山側の家の隙間。ところどころ、こーゆー階段を見かけた。一段上にも通りがあるようだ。

船屋の中はこんな感じで、船着場兼作業場になっているのだそうな。ここから船を漕ぎだすと、 冒険への旅立ち って感じがする。暗いところから明るいところへ一気に出るのが、 輝ける未来への出立 って感じがするから。住んでいる人たちにとっては、ただの日常なんだろうけれど…。 ^^;

ちょっと広めの船屋の隙間からは、海が覗ける。

マンホールも船屋を模したデザインになっていた。

素敵な花壇のある家に惹かれて、パシャり。

伊根はなんと素敵な町並みなんだろう。

そんな伊根の通りにあった 向井酒造伊根町の夏の思い出 を買った。日本酒を買いに行くと、だいたい米の種類や精米歩合、そして水の違いを説明されて、「だからキレがあって美味いんですよぉ〜。」のようなセールストークが一般的で、ワインのように熟成年数がセールストークになることはないようだ。なので、熟成年数を売りにしたオススメに遭遇したのは、ここ 向井酒造 が初めての経験だ。「香り高い熟成香で、シェリー酒のような味わいです。」と言われ、「そ、そんな日本酒があったんですか! ぢゃ、買います!! ^^」 と即決した。

帰って飲んでみると、芳醇な日本酒の香りと熟成香のハーモニーがたまらない。「こ、こ、こんな日本酒があったんだぁ! ^^」と感動の一品。一般的な日本酒とはまったく別物なので、好みが分かれるかもしれないが、私は一発で気に入ってしまった。「アイスクリームにかけたりしても美味しいですよ。」と酒屋の人に言われたのだけど、そーゆー点からも日本酒らしくない (洋酒っぽい) 味と言えると思う。

熟成古酒が流行るといいなぁ〜。特にお酒に詳しいわけではないけれど、熟成香こそがお酒文化の豊かさの象徴のような気がするのだ。 ^^;

帰る前に 道の駅「舟屋の里」伊根 へ寄り道して、少し上から伊根湾の全貌を見てみた。たぶん、一時間半ぐらいで端から端まで歩けそうな小さな集落だ。

道の駅にはたくさんの人がいた。ここで全貌を見るのは確かにいい景色だけど、下に降りて歩いたら、もっと素敵なのに…と思いながら人々を眺めていた。

夜は用事があったので、京都縦貫自動車道を使ってワープ!! …と思ったら、事故渋滞にはまってしまった。 (><) 瑞穂の出口を 300m ほど過ぎたところで完全停止。『逆走して出口で降りたい… (–;』とどれだけ思ったことか。 ^^; 事故発生直後だったようで、上空にはヘリが、後方からは緊急車両が追い抜いて行った。ナビに渋滞マークが表示されたのは、渋滞にはまってから 30 分ほど経過していたと思う。

事故現場を通り過ぎると、二台の軽自動車が横転していて、下り車線を塞いでいた。警官の交通整理の元、上り車線を交互通行にしていたのが、渋滞の中心だった。『せっかくの休みが、こんなことになってしまって、さぞかし残念だっただろうなぁ…』と思いながら通り過ぎた。

そういえば、往路の一般道でも事故渋滞があった。一台の軽自動車が横転していて、やはり警官が片側通行の交通整理をしていたっけ。しかしまあ、一日に二回も事故現場に遭遇するとは…。 (–;

何度か自分でも事故の経験はあるけれど、貴重な時間が潰れるし、けして愉快なものではないので、皆様くれぐれもお気をつけを…。

エピローグ

今回行った場所は、いずれの場所もロードバイク自走で行けなくはない距離なので、いずれ行ってみたいと思っている。ドライブとは違った風の香りを感じられるに違いない。