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パドローネ スマート プラス

私が使っているサイコン PADRONE SMART PLUS の記事が少ないそうな。他にも二種類のサイコンを使ったことがあるけど、今は Domane にも Escape Air にも付けていて、おおよそ満足している。 GPS サイコンは、衛星を捕捉するまで時間がかかる一方で、スマホ連携タイプはすぐに使える点が強みだと思われる。あと、画面が大きめで見やすく、とっても軽く、表示をカスタマイズできるのが、大きな長所かな。

普通の機能

速度、ケイデンス、心拍数あたりは、たいていのサイコンで表示できるし、平均速度や経過時間、走行距離なんかも、あんまり機能の差にはなりえなさそう。ラップも計れるし、オートポーズ (信号待ちで停止するヤツ) もある。という訳で、一通りの機能は備えてる。なんせ PADRONE SMART PLUS の実態は、ただのディスプレイなので、スマホのアプリ側の機能次第だったりする。 ^^;

簡易ナビとコンパス

ナビはあくまでも簡易ナビ。大きな期待をしてはいけない…。 ^^; 設定したゴールへの直線方向を指し示すだけなので、オリエンテーリング的な遊びや、山歩きに慣れているような人には十分だと思われるが、交差点でどっちに曲がるかなんてわからないので、カーナビとか Google Map のナビを期待すると、失望するだろう。

私の場合、おおよそ簡易ナビを目安に走っておいて、注意が必要そうなところでは、スマホの地図で確認するようにしている。多少、迷ったところで、それはそれで楽しいってのもあるので、まあ、必要十分な機能ではある。

ただ、コンパス表示 (北を示してくれる) ができることを知ってからは、ほとんどコンパスで事足りていて、簡易ナビを使う頻度は下がっているかな。 ^^;

標高と斜度

iPhone6S と連携させているので、標高と斜度を表示させることができる。標高は気圧を利用したもので、必要十分な精度があるようだ。感覚的で申し訳ないけど、誤差 10m ぐらいかなぁ〜といったところだと思われるが、街中のちょっとした坂でもちゃんと変化する。2,000m 地点に到達した時に 2,010m と表示されたところで、まあ、困ることはないだろうし、スマホの性能が上がれば、さらに精度は向上するだろう。

斜度については、今いるところ の斜度は出ない。およそ 10秒前にいたところの斜度が表示されている感じ。 Domane にはアナログの勾配計も付けていて、アナログの方が反応は速い (3秒前の斜度って感じ) のだけど、サイコンの斜度表示で十分かなぁ〜と思っている。もし、今から進む道の斜度がわかるなら、ギアチェンジに有効なので劇的に価値が高いだろうけど、過ぎた坂のことなので、3秒前も10秒前もあんまり変わらない印象だ。さすがに、1分前だと、もうどうでもいいだろうけど。 ^^;

使うスマホによっては、この機能は使えないらしいので、ご注意くだされ。

ダイレクトモード

上で ただのディスプレイ と書いたが、 ダイレクトモード というのもある。スマホを経由せずに、各種センサーと無線でつなぐモードなんだけど、これは使い物にならなかった。スマホのバッテリー切れのため、緊急対応で ダイレクトモード を使ったのだけど、電波が途切れまくったのだ。私の Domane は大きめのフレームなのでセンサーまでの距離が遠かったのかもしれないし、センサー側の電波が弱かったのかもしれないので、 PADRONE SMART PLUS の問題ではないかもしれない。まあ、でも、 PADRONE SMART PLUS はスマホ連携しないと、使えない機能 (標高とかコンパスとか) がたくさんあるので、 ダイレクトモード はおまけみたいなモノとして、私の中では評価対象外になっている。 ^^;

# なので、ダイレクトモードを削って、その分、値段が下がった方が嬉しい…。 ^^;

バックライト

バックライトは常時点灯ではなく、手動点灯方式になっている。設定した時間 (私の場合 18:00 から 6:00) の間は、どのボタンを押しても一回目はバックライトが点くという仕様だ。おそらく、バッテリー消費を抑えるため、見てない時まで点灯させる必要はない…という仕様にしたのだろう。

この仕様で、おおよそ問題ないのだが、昼間のトンネルでサイコンが見えないことは盲点だった。ボタンを押してもバックライトは点かないのだ。これは諦めるしかないだろう。それから、夜に誰かと一緒に走る時に、一定速度で前を引くってのも、しばらくするとバックライトが消えてしまうので、なかなか難しい。光が横に漏れるタイプのフロントライトを併用するなど、少し工夫がいる。私の場合、ヘルメットにライトを付けるようにしてからは、あまり問題はなくなった。

総評

画面が大きくて見やすいし、カスタマイズできるし、軽量だし…という訳で、おおよそ気に入っているので、もし、壊れても、 PADRONE SMART PLUS を買い直すだろう。ミニベロで GPS サイコンを使ってるけど、そっちは失敗だったなぁ〜と思っていて、壊れたら PADRONE SMART PLUS に合わせてしまうつもりだったりもする。

現代のサイコン選びの一つの目安は、万能なスマホを何に使うか? というところかもしれない。単体完結型のガーミンを使って、スマホは SNS やカメラとして使うってゆーのが一つ。私の場合は、スマホをサイコンにして、カメラを別に持つってゆー運用を選んだ。で、 PADRONE SMART PLUS は、スマホの電池を伸ばすための外付けディスプレイという位置付けになっている。サイコン選びの参考になるといいのだけど…。 ^^;

蛇足

ただ一つ、私の大きな不満は STRAVA 対応の外部ディスプレイ ぢゃないこと。表示できる情報は少なかったけど、 Wahoo RFLKT は STRAVA 対応だったので、今でもちょっと悩ましい。あと、まだネット販売は解禁になってないようで、リアル店舗に行かないと手に入らのも面倒かな。 (><)