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念願のツール・ド・東北へ - 前編

自転車に乗り始めた二年前から、ずっと参加したいと思っていた念願のツール・ド・東北に、今年、やっと参加することができた。

イベントを知った二年前は、既にイベントは終わっていた。どなたかのブログの参加レポートを読んで知ったので…。 ^^;

去年は、申し込み時点では、100Km 走った経験はなかったし、輪行経験もなかったので、逡巡している間に申し込み期限が過ぎてしまった。 ^^;

そして、今年。

もう、輪行はお手の物。目をつぶっていても自転車をパッキングできるぐらいだ (ウソ)。そして、 200Km 走行も経験済み。満を持しての参加となった。

当日は、もう、一生分の応援をしてもらったんぢゃなかろうか? と思うほど、たくさんの応援を受けて、南三陸フォンド 170Km を走ってきた。

プロローグ

SNS で「ツール・ド・東北に参加してみようかなぁ〜」などとつぶやいてる友だちの背中を押して、 4 人でグループ参加することになったのは、五月末のことだった。あれよあれよと、チームエントリーすることになり、そして記念のチームジャージを作ることになった。

まずは、ハラダさん。

自転車師匠の一人。ふっくらした見た目に騙されそうになるが、マウンテンバイクにどっぷりはまっていた時期があり、かなり走り込んでいたようだ。そして、ロードもやるということで、かなり年季の入ったスーパーライダーのはず (走っているところを見たことはない ^^;)。ツール・ド・東北にも二度出場していて、うち一度は驚異的な時刻にゴールしていたりなんかもする。いろいろお忙しくて、ここのところあまり自転車に乗れてないようだが、経験豊富な人なので、170Km を走り切ることに不安はないだろう。たぶん…。

そんなハラダさんの自転車は、玉虫色に輝く Anchor。

次は、マサゴさん。

自転車漫画大好き、ローラー台大好きな人で、一番好きなのは「かもめ☆チャンス」ということで意気投合し、去年、彼と一緒に 100Km ほど走った。その時は、ついて行くのがしんどかった。走り終わった後、まったく疲れた様子がなかったので、長距離走行は大丈夫そうだ。体重も軽いので、アップダウンの続く南三陸フォンドでは、仲間内ではもっとも有利だろうと予想していた。だが、しかし…。

そんなマサゴさんの自転車は、赤い Chinelli。

そして、ヨシオカさん。

昔、一緒に仕事をしていた頃、かなりロードに乗り込んでた人なんだけど、当時の私はロードバイクのことをまったく知らず、飲み会の席で「自転車に xx 万円? バカぢゃないの?」と彼に言っていた。ごめんなさい。ごめんなさい。ホントにごめんなさい。 m(__)m 今ならめっちゃわかる…。 ^^;

去年、彼と一緒に 100Km ほど走った時は、綺麗なペダリングでラインが乱れないので、とても走りやすかった。ついて行くのはしんどかった。…のだが、最後にヘタれて、チギれてしまった。どうやらペース配分は苦手なタイプらしい。そして、あの時以来、およそ一年ほど自転車に乗ってないという。「えっ? 170Km 完走できんの?」と、ちょっと不安。結局、ダイエット & ジョギングで減量はしたものの、自転車には乗らないまま、当日を迎えたそうな。マジか…。 (--;

そんなヨシオカさんの自転車は、赤い Pinarello。

そしてワタシ…のスタート前の写真はない。カメラマンって悲しい…。 (TT)

仲間内でもっとも自転車歴は短いものの、ここ一年ほどは週末になると自転車で走り回っている遊び人なので、 170Km を完走するぐらいは大丈夫。 ^^v 遅いので制限時間が心配ではあるものの、エイドステーションで休憩し過ぎなければ、足切りの心配もないと思われる。ただ、ここ数ヶ月、 100Km 越えの走行がないので、ちょっと不安ではあった。

そんな四人でツール・ド・東北、南三陸フォンドに参加したのであった。

出発

自転車乗りの朝は早い。 4:00 a.m. に起きて、新宿駅に向かった。二泊分の準備は前日に済ませてある。雲行きがあやしいので、雨装備も忘れずに。

東京駅から東北新幹線で仙台まで移動する。車中では、美味しい駅弁と評判の高い 牛肉どまん中 を食べたいと思っていた。駅弁屋が 5:30 から開いていることは事前に調べがついている。東京駅に着くと、一目散に駅弁屋へと向かった。だがしかし…「な、なんで、早朝からこんなに混んでるの? (><)」という人混み。新幹線の発車時刻に間に合わないかもしれないので、泣く泣く諦めた。「今日のところは勘弁しといたるわ! 次は覚えとけよ!! (TT)」

空いてたホームの売店で類似品を探し、見つけた牛肉弁当。

すき焼き風に煮込んだ牛肉が美味しい。きっと、 牛肉どまん中 よりうまいに違いない!! ^^;

初めての東北新幹線に乗り、仙台到着。人生でもっとも地球の東側に来たので、時差ボケがつらい…というのは、もちろん冗談だ。 ^^;

せっかく宮城県まできたのだから、ツール・ド・東北だけではもったいないと思って、石巻まで自走で移動することにした。のんびりぶらぶら走りながら、コンビニを見つけ、「さて、旅館のチェックインまで時間もあることだし、海岸沿いの道でも走ってみるか…。」と地図アプリを立ち上げようとした時、「11:30 a.m. に陸前山下駅到着予定」とハラダさんからのメッセージが入る。「ぐぬぬ…お呼び出しだ…。ここから陸前山下駅まで、最短距離で 40Km ちょっとか…。とても 11:30 には間に合わないから、海岸沿いサイクリングは諦めよう…。」

陸前山下駅へ向かって、県道 8 号線を東北東へ走る。信号はそんなに多くはないけど、交通量多し、トラック多しで、自転車で走るにはなかなかつらい。何度かコンビニに寄って、地図で抜け道を探すが、知らないところなので、やっぱりそのまま走ることにして、旅館に到着したのは 12:00 頃だった。

ワタシ「大通りはめっちゃトラック多くて、死にそうになりましたよ〜。 (TT)」
ハラダさん「アホやなぁ〜。海沿いを走れば絶景やのに〜。 ^^」
ワタシ「ぐぬぬぬ…。 (><)」

『急かしたんは、アンタやがなぁ〜!! (TT)』と思ったが、気の弱い私は、師匠には逆らえないのであった…。 (TT)

受付

他の仲間がいつ来るかはわからないので、二人で石巻専修大学へ向かって漕ぎ出した。前日受付のためだ。初参加で土地勘もない私は、ハラダさんの後ろをついて行く。ちょっとした坂で、ぐわっと離される。「ヤバイ…。離される…。」と思って、ペダルを踏み込んでついてゆく。あんまり自転車に乗れていないということだったが、どうやら走力は十分そうで、本番の心配はいらなさそうだ。

石巻専修大学に到着すると、すっかりお祭りムードだった。ツール・ド・東北は二日間のイベントで、その初日だから当然なのだが、自分が参加するのが二日目なので、すっかり忘れていたのだ。 ^^;

「やっと…。やっとここまで来れた…。」急にいつもの輪行遊びとは違う感情が湧いてきた。感無量。

受付を済ませ、ブースを見て回っていると、大きな声で頑張っている若者がいた。「高校生とお話ししてみませんか〜!!」と。「な、な、なに?!@#$%%」と頭の中はいかがわしい妄想が駆け巡るが、ここは歌舞伎町ではなく、ツール・ド・東北のイベント会場だ。おそらく被災体験とか未来の希望とか…そーゆー話しなんだろうなぁ〜と漠然と想像するが、よくわからない。後で訊いたところによると、被災した若者たちのメンタルケアの一環としてのブースとのこと。そーゆー社会的意義のあることなら、喜んで貢献したのに、オジさん、財布の中身を心配しちゃったよ。 ^^; 私たちの経験を後世に伝えたい! なんてゆー入りやすいタイトルがいいなぁ〜。^^;

さて、せっかくなので、ご当地グルメを…と屋台を巡る。ランチタイムは過ぎている。

なんちゃらハンバーグとパエリアとオールフリー。まだ、自転車に乗るからノンアルで。写真には写ってないけど、牛タンも食べた。お祭りの屋台は楽しいなぁ〜。 ^^

前夜

受付を済ませ、旅館に戻り、仲間が揃った。各自、自転車の整備を済ませ、いざ、夕食へ。私が写真を撮ってる間は誰も箸をつけないので、申し訳なさすぎてサクッと撮っただけなんだけど、こんな感じ。

お刺身!! マグロだよね?

煮物!! 鶏肉、椎茸、薄揚げ、こんにゃく…なんかが入ってた。筑前煮的なもの。

三陸といえば、さんまらしい。目黒ぢゃないよ。 ^^; さんまはもっとしっかり撮りたかったなぁ〜。 ^^;

焼きたてホタテ。シンプルな味付けが、とってもうまぁ〜。 ^^

家庭の味っぽい旅館の和食、めっちゃ落ち着く。幸せ。 ^^ 翌日は、 170Km 走るので、お酒は控えめに瓶ビール 2 本をみんなで飲んだだけだった。私は、コンビニでミニワインを買ってきて、部屋で飲んでたけどね。興奮しちゃって寝れないから。 ^^;

泊まっている旅館は、陸前山下駅近くの すずや旅館 だ。あまり知られてないようで、石巻に実家があるというヨシオカさんが手配してくれた。情報源はこちらのブログとのこと。 帰りの向かい風はほんとやめて - ツールド東北2014 1日目

偶然にも、こちらのブロガー夫妻とお会いすることができた。「うわ! ブログの中の人だ! ^^」と感激したが、冷静に考えれば遭遇するのは当たり前だ。四年連続で参加されているそうなのだけど、毎回、 すずや旅館 に宿泊されており、その方のブログを見て、訪れたんだから。 ^^;

他にも四人組みで参加されているチームが宿泊していたので、合計で 10 台の自転車が旅館にはあった。

全部ぢゃないけど、こんな感じ。 ^^; 日頃は、こんなことはありえないと思うのだけど、私らのわがままをいろいろと受け入れてくださった女将さん (?) のおかげで、盗難の心配をすることなく、ぐっすり眠ることができた。ありがとうございます。 m(__)m

夜、小さな地震があったのは、ちょっと怖かった。阪神淡路大震災を尼崎で経験し、 3.11 を東京で経験したわけだけど、今いる場所は津波被害の大きかった宮城県で、その復興イベントに参加するんだってことを強く意識させられた。宿泊していた辺りの被害は床上浸水ぐらいだったらしいのだけど、五年経った今は、ごく普通の街並みになっていた。自分の経験を思い出したりしながら、「みんな頑張ってんだなぁ〜 (TT)」と感慨にふけりつつ、夢の中へと落ちていったのであった。

念願のツール・ド・東北へ - 後編 に続く。