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奥多摩ダム巡り

去年の 10/3 に都民の森に行ったのだけど、この時は、初めてのグループサイクリング、初めての輪行、初めてのヒルクライムと、初めて尽くしだった。まだ、自転車ブログは書いてなかったので記事はないのだけど、何度も足をつきまくり、自転車を押して歩いたりなんかもして、なんとかかんとか頂上の風張峠まで行った記憶がある。なんせ 東京で一番高い道路 (標高 1146m) なので、初心者が軽々と…という訳にはゆかない場所だ。 ^^;

上っている途中に考えていたのは、ひたすら「私はここでUターンするので、あとは皆さんで楽しんできてください。 (><)」ばかり。 ^^; そんな経験をすれば、ヒルクライムなんて嫌になってもおかしくないのだが、山の上の絶景と、困難をクリアした達成感にズキューン! とやられた私は、あれから数多の峠に上ることになり…一年が経過した。

振り返ってみれば、それまで平地しか走ってなかった自転車生活の分岐点になったイベントだった。そんなことを思い出したので、当時のメンバーで風張峠越えを…と企画したものの、うまくタイミングが合わず、アキバさん (たぶん去年の企画者) と私の二人で行くことになった、一年振りの奥多摩周遊道路周回コースは、晴天に恵まれた極上のサイクリングとなった。 ^^

プロローグ

スタート、ゴールは武蔵五日市駅。 東京檜原都民の森 を目指し、風張峠を超えて、奥多摩湖をぐるっと回って、武蔵五日市駅に戻るコースだ。

武蔵五日市駅の中にあるオブジェ。この、いきなり登山をイメージさせる雰囲気は、都会の駅にはないな。 ^^;

アキバさんとは、電車の中でお会いしたので、集合場所での待ち時間はゼロ。トイレを済ませ、自転車を組み立て、駅前のコンビニで補給などの準備を済ませ、 8:30 a.m. ごろに走り始めた。

九月までのどんよりとした空とは打って変わって、真っ青な秋晴れの空。もう、ペダルを回しているだけで楽しくてたまらない。 ^^

去年、小休止をした上川乗の交差点に到着した。ここまでは緩い上りのあるアップダウンコース。興奮していたのか、ややハイペースで走ったようだ。

今回のマシンは、アキバさんのコルナゴと私のトレック。フレーム、バーテープ、サドル、ヘルメットを見ると、黒と白が逆転している。おもしろい。 ^^

日頃、ソロで走ることが多い私は、ペース配分を間違えたようで、ここで足の指が攣ってしまった。靴の中で指の配置がおかしい。 ^^; 無理しているつもりはなかったのだけど、心拍数は高めだったので、少し無理していたのかもしれない。アキバさんに 2RUN をいただき、手持ちの スポーツミネラル を飲み、足の指をしっかりストレッチして、ここからいよいよヒルクライムだ。

旧料金所まで

この一年間、 遊びまくっていた トレーニングを積んできたのだから、『もしかしたらアキバさんと同じペースで上れるかも…』と思わなくもなかったけど、既に足の指が攣ってしまっているので、念のため「次の待ち合わせは、去年と同じ旧料金所でお願いします!」と声をかけておいた。その後、間を置かずして脹脛がピクッ! と、腓返り一歩手前な感じになってしまった。ペダルをグッと強く踏み込むとヤバい感じ。ミネラル成分が体に吸収されるまで踏み込めなさそう。 (><)

遠くなるアキバさんの後ろ姿を見送るしかない。次にお会いするのは、旧料金所で確定だな。 ^^;

檜原街道ひとり旅。置いていかれたけど、天気も気温もちょうど良くって、とっても気持ちいいのだ。 ^^

しばらくして『そろそろ 2RUN が効いてきたかな? ちょっと踏んでもいいかな?』と、ペースを上げて…。

『追いついた!』と思ったら、白いジャージだった (アキバさんは黒ジャージ)。 ^^; まあ、トラブルでもなければ、追いつくわけはないのだけどね。 ^^;

快晴なので走りながらパシャり。

オートバイに抜かれたタイミングで、パシャり。

旧料金所到着。思った以上に遠かったので、ちょっとお待たせしてしまったようだ。 ^^; 数馬の湯ぐらいで待ちあわせるのがよかったかもしれない。

去年のことを思い出すと、私はここで限界だった。この後、ちょこちょこ自転車を押して都民の森まで行ったのだけど、今年は自転車談義に花を咲かせるぐらい、体力に余力がある。ただ、腓返り一歩手前な感じの脹脛が…ね。 ^^;

都民の森までラストスパート

小休止の後は、都民の森まで残り 3Km ほど。少し斜度はきつめになる。頑張ってアキバさんに付いて行こうとしたけど、やっぱり脹脛がピクッとなって踏み込めないので…。

諦めて滝の撮影に切り替えた。 ^^;

「お待たせしました〜。 ^^;」都民の森、到着。 ^^

「去年は、東京ヒルクライムの前日に上って来たんですよねぇ〜。」とアキバさん。そういえば、 ゴールまで、あと xx キロ ってゆー標識が、去年はあったっけ。

団子を食べて、水を補給して、風張峠へ。ここから先は、ずっと私のペースに合わせてくださった。

風張峠

「撮ったどぉ〜」

自転車の記念写真を撮って、少し下って、眺望の良い駐車場へ。

眼下に奥多摩湖が見える。

ワタシ「ここから見ると、奥多摩湖はけっこうありますねぇ〜。 ^^;」
アキバさん「そうですねぇ〜。まあ、半分はペダルを漕ぎませんから大丈夫でしょ。 ^^」

ネガティブな私と、ポジティブなアキバさんの会話。 ^^;

長野にも負けない眺望だ。 ^^

小河内ダムへ

奥多摩湖まで下ったら、右手に美しい湖を見ながらのサイクリング。 ^^

私が前だと、どーも無理しがちなので、アキバさんがペースを作ってくださった。このペースが遅くなく速くなく、安全に快適に走れる絶妙なペース。うまいなぁ〜。

朱と青と緑と…。こーゆー旅情写真は見てて飽きない。

小河内ダムに到着。

「昔は、ここで仮面ライダーのロケとかやってたみたいですよ。 ^^」とウンチクを披露しつつ、ダム見学。

コスモスが綺麗だ。

白丸ダム

青梅でランチ予定なのだけど、ダムマニアとしては、途中にある白丸ダムをご案内したいところ。珍しい魚道見学ができるので、楽しんでいただけるハズなのだ。 ^^

ワタシ「ランチは遅くなりますけど、白丸ダムに寄りませんか?」
アキバさん「もう、今日のコースはお任せしますよ。 ^^」

と快諾いただき、 8Km ほど走って白丸ダムへ。

魚道の入口の迫力ある螺旋階段。ちょっと怖いけど、階段を降りて…。

下から見上げて見た。 ^^;

ダムで途切れた川に用意された、お魚さんのための道、魚道。

魚に詳しくないのだけど、ヤマメかイワナか…が魚道にいた。ちゃんと魚が通ってるのを見れて、ちょっと興奮。 ^^

魚道見学コースを抜けると、白丸ダムへ出る。

珍しいものを観れたということで、アキバさんも喜んでくださった。 ^^

ランチ

ランチは 根岸屋 へ行くつもりだったけど、既に 14:00 ごろだったこともあり、青梅駅手前で TOKYO-X ののぼりを見かけたのを契機に、予定を変更して そば うどん処 かわしま へ入ることにした。今年、オープンしたばかりの新しいお店のようで、 とうきょうを食べよう! : 東京Xを使った、蕎麦・うどん で紹介されておらず、もしかしたら穴場かもしれない。 ^^

究極の豚肉 は、青梅発祥のブランド牛。青梅に来たら、食べておきたい一品。

でも、私が食べたのは、ミニ牛丼セット。 ^^; このお店の TOKYO-X を使ったメニューは上品な感じだったので、自転車乗りにはカロリー不足かなぁ〜と思ったから。^^; 豚丼セットだったら幸せだったんだけどなぁ〜。 ^^;

お代わり峠から武蔵五日市へ

食後のデザートはお代わり峠。日の出町のプチ峠を超えて、武蔵五日市を目指した。

途中、多摩川を超える橋で撮影タイム。この非日常的な景色がたまらん!! ^^

わずかばかりの撮影タイムを終えて、お代わり峠へ。「そんなに距離はありませんけど、激坂が続くみたいです。 ^^;」とアキバさん。かなり足が回復したことだし、距離も短いようだし、ここはしっかりついて行くぞぉ〜と、気合を入れて踏んだけど、真ん中ぐらいでやっぱりついていけなくなった。一年経っても追いつけないということは、アキバさんは私より 遊びまくっていた しっかりとトレーニングを積んでらっしゃったということか…。

峠でポーズを決めてくださった。 ^^ まだまだ、余裕がありそうだ。 ^^

武蔵五日市駅に着いたのは、まだ 15:30 のちょっと前だった。去年はヘロヘロだった。時刻は覚えてないけど、輪行袋に自転車を入れるのも苦労するほど消耗しきっていたし、電車に乗るや否や、疲れて寝てしまっていた。 ^^; 今回は、ぜんぜん余裕があるので、輪行準備を始めるアキバさんに「私、 50Km ほど自走で帰ろうと思ってます ^^」と言ってしまった。日の入りは 17:00 過ぎ。暗くなる前に多摩川サイクリングロードを超えられるかどうかちょっと不安だったけど、快晴なので、夕日の写真が撮れそうだったから。

多摩川サイクリングロード

小休止ののち、アキバさんに別れを告げ、武蔵五日市駅を後にした。駅前の交差点で 東京裏山ベース を発見。記事を読んで知っていたけど、ここだったのね。 ^^; 次に来た時に寄ってみるか…と思いつつ、五日市街道、睦橋通りを走って、多摩川サイクリングロードへ。

VOLT 800 は持っていたけど、暗くなってから街灯のないサイクリングロードを走るのは避けたいので、やや飛ばし気味に走り抜けてゆく。空が朱く染まり始める。

急ぎつつも、自転車を止めてシャッターを切る。

ちょうど電車が来そうだったので、少し待って…。なかなかいい感じの写真になった。今回のベストショットかもしれない。 ^^

この写真は、心の清い人には富士山が見える。 ^^;

そろそろ日が沈みそうだ。

日の入り直後の多摩川原橋で、多摩川サイクリングロードを離脱。暗くなる前に、無事に抜けられた。 ^^ ここから鶴川街道、甲州街道を経て、都会の喧騒の中を帰った。

エピローグ

何度か自走で走ったりなんかもしているコースなので、動画を見ると、だいたいどこかわかる。もう、ホームコースって感じだ。 ^^

けっこう、いいペースで走ったハズなんだけど、STRAVA のセグメントでは下の方なんだよなぁ〜。他の人はどんなペースで走ってるのやら…。 ^^;

翌日の日曜日は、 サイクルパインあされん だったのだけど、疲れて起きれなかったよ…。 ^^;