Shock Stop を試してみた
5:30 a.m. に目覚めるも、膝に軽い痛みを感じ、早々に二度寝を決め込んでしまった。 ^^; Rapha FESTIVE 500 2016 に暗雲が…。
とはいえ、昨日、ステムを交換したので、試走はしたい。交換したステムは、衝撃を吸収してくれるという Redshift Sports 社の SHOCK STOP SUSPENSION STEM だ。 Kickstarter で支援を募っていたので、興味があってバックしていたのだが、それが半年ほど遅れて届いたので、やっと試せる。 ^^;
Shock Stop レビュー
概要
Shock Stop は、ステムのところで衝撃を吸収する仕組みだ。詳しくは公式の YouTube 動画をご覧いただくとして…。
Trek Domane には IsoSpeed と名付けられた衝撃吸収システムが搭載されている。私の乗ってる去年のモデルにはシートチューブにしか付いてないんだけど、最新のハイエンドモデルには、ヘッドチューブにも搭載されている。自転車本体は衝撃を拾うけれども、手に伝わる衝撃を抑える効果を狙ったものだ。ハイエンドモデルの Domane を買うわけにはゆかないけど、 Shock Stop なら手の届かない値段ではない。さて、効果のほどは?
取り付け
コンフォートロードの Domane に取り付けるのが良さそうだけど、とりあえず手元にある Emonda で試してみることにした。
まず、重さを測ってみたところ 290g だった。普通のステムの重さが分からないので、 Emonda から取り外して計測してみると…。わずか 120g ほど。ぐぬぬ…。せっかくの軽量カーボンロードバイクなので、 170g の重量増は悩ましい…。 (^^;
ブログネタのために、心を鬼にしてステム、ハンドルを固定した。
普通に乗ってみて
停止状態で、グィッグィッと体重をかけて強引にハンドルを押し付けると、わずかにステムが上下に動くけれども、知らなければほとんど普通のステムと違いが分からないぐらいだ。 Shock Stop を取り付けてることを言わずに誰かに貸しても、誰も気づかないだろう。
ペダルを漕いで車道へ出てみる。特に滑らかになった感触はなく、振動も伝わってくる。減衰されているとはいえ、ゼロになる訳ではないからなぁ〜。
あえて歩道を走ってみると、ブロックの隙間の衝撃は、ややまろやかな気がしたけど、プラシーボ効果かもしれない。数分で慣れて、その振動が普通になってしまった。そもそもハンドルには手を添えてるだけで荷重がかかってないので、あまり効果はないと思われる。自転車に取り付ける前に、手で曲げようとしたけど、まったく動かないぐらい硬かったし。
あえて厳しい状況で乗ってみて
ある程度、ロードバイクに乗っていると、体が抜重を覚えているので、そこまでハンドルに荷重はかからない。一方、 Shock Stop の動作原理を考えると、ハンドルに荷重がかかっている時に効果が発揮されるはずだ。ということは、ブレーキング時の衝撃吸収具合を試してみなければ。
都内なので、そんなに荒れているところはないんだけど、ちょっとした穴が空いているところや段差を見つけて、ブレーキをかけてフロント荷重気味で侵入してみた。さすがにこれは効果を感じた。体が予想する衝撃よりも確かに緩い。どのぐらい減衰したのかは分からないけど、 サイクルスポーツ によると、「大きな衝撃を最大70%削減!」だそうな。そこまで大きく吸収するシチュエーションは、そうそうないだろうけど、荒れたところでブレーキをかけると、お尻の方が振動が強いのは確かだ。
総評
20Km ほど都内の舗装路を走っただけなので、参考にならないかもしれないが、普通に走ってる分にはほとんど効果を感じないと思われる。あえて意識して厳しい状況を走るなら別だけど、普通はハンドルに荷重かかってないだろうし…。
効果を実感できるとすれば…。例えば、ダウンヒル中の忌まわしき減速帯かな? フロントが少し安定するはず。悪路でブレーキかける時とか。
もしかしたら、ブルベのような長距離や、DH バーに腕を置いて走るような場合に、疲労が軽減されるかもしれない。
あとは Trek の IsoSpeed の宣伝にあるように、パヴェ (石畳) を走る時かな? でも、まあ、フロント荷重がかかるシチュエーションなので、ブレーキング時ぐらいだろうなぁ〜。
衝撃吸収の効果はあるけれど、その効果を実感するシチュエーションは限定的。悪路のブレーキングで少し安定することを考えると、安全のため、あるいはレースで勝つために導入するのは あり だろう。でも、私のようなポタリストは、あまり必要性はないだろうなぁ〜。
まとめると…。
無用なシチュエーションは、ポタリング、ヒルクライム、クリテリウム、トラックレースなど。
少し有効そうなシチュエーションは、ブルベ、エンデューロ、トライアスロンなど。
けっこう有効なシチュエーションは、ダウンヒル、パヴェ、グラベルなど。
といったところ。微々たる重量増なら装着したままにしておきたいのだけど、Emonda に 170g の重量増は我慢できないので、元のボントレガーのステムに戻してしまった。 ^^; たぶん、グラベルロードとかだと、最適なんだろうなぁ〜。
もし、欲しい人がいらっしゃれば、一万円 (送料込み) でお譲りします (仕様は 110mm 6deg)。 ^^ [2017/01/11 追記] お譲りしました。m(__)m
ランチ
昔住んでた三鷹まで行ったので、当時通っていたお気に入りの懐石料理 (?) のお店 季節の詩 でランチを食べた。
ツマまで美味しい刺身が絶品なんだけど、写真を撮り忘れた。 ^^;
食後は友だちの紅茶屋さんへ寄って、紅茶をご馳走してもらった。クリスマスプレゼントだ。 ^^
エピローグ
東京では、今回が走り納めになるので、来年のために綺麗に洗った。
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ベランダでの洗車のために導入した新兵器。 ^^ ノズルから霧状の水がシューと出続けてくれる。水圧は大したことないけど、最初に泥汚れを洗い流すのにいい感じ。今までバケツに水を汲んできて、雑巾をジャブジャブにして、泥を落としていたけど、これだと水の使用量がとっても少なくすむし、お手軽だった。 ^^
あれ? 膝の痛みがほとんどないぞ? Rapha FESTIVE 500 を目指して、ロングライドできた気がする…。^^;