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美しき千刈ダム

春だ! いよいよ自転車の季節到来だ!! ^^

しかし、冬にサボり気味だったことと、ここのところ会食が重なって、体重がやや増加している。このままでは、参加が決まっているイベントの完走も危うい。午後の予定が決まっているものの、とにかく自転車には乗っておかねば…ということで、午前縛りで走り出した。

コースは、いつも通り過ぎるだけだった千刈水源池周辺の探索に行くことだけ決めて、その後は行き当たりばったり。それがまさか、こんなに美しいダムに遭遇することができるとは!! ^^

プロローグ

千刈水源池

県道68号線を通って三田へ向かう途中に現れる千刈水源池。いつも気にはなっていたものの、通り過ぎるだけだった。以前から、県道から見える赤いを橋を渡ってみたいと思っていたので、今回はとにかくそれを目指した。

橋は狭く、車一台分の幅しかない。自転車なので、まったく問題ないけど。 ^^;

湖面は静かで広い。

橋を渡って周遊道路を走るつもりだった。一周すれば、きっとダムにたどり着けるだろう…と。

だが、周遊道路はなかった。 1Km ほどでこうなった。 ^^;

iPhone の GoogleMap で確認すると、千刈ダムへ行くには三田駅の方へ回り込む必要があるようだ。行くかどうかを決めきれなかったので、ひとまず千丈寺湖へ移動して、一周をしてから決めることにした。

千丈寺湖と青野ダム

千丈寺湖沿いを反時計回りで進んでゆくと、青野ダムが見えてきた。

青野ダム記念館の手前にある橋から見た風景。左側の樹木が白いのはなぜだろう?

天端を渡る。

青野ダム正面側。

ダムを過ぎ、千丈寺湖一周を終えた後、時間に余裕があると思われたので、千刈ダムへ向かうことにした。

千刈ダム

三田市街へ向かって進み、国道176号線を通り、武庫川の橋を超えたところで、千刈ダムへ向けて左折した。

道場駅付近にて。

千刈貯水場に着くと、門が閉まっていた。付近を探すと歩道があったので、自転車を止めて歩いて進んだ。

こんな道を 10 分ほど歩いただろうか?

もうすぐ千刈ダムだ。

ジャーン! これはすごい!! これまで見た中で、こんなに美しいダムはちょっと記憶にない。

作られたのは大正時代。重力式粗石モルタル積ダムというタイプだそうで、コンクリート技術が発達する前のものなのだろう。現代においては、それが歴史的芸術性を醸し出している。

横から見ても、17門のクレストゲートは圧巻。美しい…。

残念ながら天端は渡れない。詳しくはわからないが、おそらくゲートの調整ハンドルが並んでいるものと思われる。

水が堤体を流れる様は、自然の滝に勝るとも劣らず、とても美しかった。

川下川ダム

千刈ダムは、予想外に徒歩の時間が長かったので、時間が厳しくなった。知ってる道は、国道176号線か、有馬温泉を通る道だが、予想される移動時間は二時間ほど。間に合ったとしてもギリギリだ。

抜け道はないものか…と思って、 Google Map を確認すると…。「あった! ここから川下川ダムへ抜ける道があるのか! それなら、遅くても 90分以内に戻れる!!」

狭いマイナーな道のようで、一般車はほとんど走っていない。やや上り基調ではあるものの、信号もなく、快適に走れる。ただし、新名神の工事区間なので、ダンプカーはそこそこ走ってる。 ^^;

川下川ダム到着。時間が惜しいので、撮影スポットを探すことなく、通り過ぎた。

川沿いの狭い道を走り続ける。

ゴールまでもう少しのところで、ドリンク休憩。都会の自販機では見かけないミルクセーキをガブ飲み。うまぁ〜。 ^^

エピローグ

まさか、近くにあった千刈ダムが、こんなに美しかったとは…。そんな予想外の発見のあった、朝ライドだった。 ^^