台風接近! どうなる、ツール・ド・東北?!
去年の ツール・ド・東北 は、スタート時は雨だった。なので、コンデジを持ってゆくのを諦めて、 iPhone で撮ったのみ。その雪辱を晴らすべく、今年はコンデジに加えて、ドローンも用意していた。なのに、台風!! (><)
台風が大陸に向かう予報だったので、往復宅急便 の箱の中に Dobby を忍ばせておいたのだが、まさかの急カーブで本州コースへ!!! (TT) ドローンは風に弱いので、まず飛ばせない。
そして、月曜日に快晴予報だった石巻の降水確率も、日増しに上がってゆく。開催日が近づく毎に台風のスピードが上がってゆく。「開催中止もありうるなぁ〜、こりゃ。 (--;」そんな雰囲気が漂っていた。
前日 - 石巻入り
いつもなら、朝一番の電車に乗って出かけるところだが、いまいちテンションが上がらない。台風の動向がはっきりせず、 DNS も頭をよぎる。
重い腰を上げて、家を出たのは 11:00a.m. 頃。新幹線で駅弁を食べるのにちょうどいい頃合いだ。駅弁、駅弁。 ^^
東京駅に着いて切符を買うのだが、あんまり席が空いてない。東北をなめてた。(><) 出発時刻の迫っている やまびこ のグリーン席ならある。17:00 までに石巻専修大学に着かなければ ツール・ド・東北 の受付けができないので、躊躇している余裕はない。ポチッ!! 駅弁を買ってる余裕はないけど、車内販売で買えばいいだろう。
ロードバイクを担いで、やや駆け足でホームに着くと、既に電車が到着していた。乗り込んで座席に着くと、アナウンスが聞こえる。「この電車は、車内販売を行なっておりません。」とのこと。楽しみにしていた駅弁が…。 (TT)
ふて寝していた新幹線の中。気付けば福島だ。アナウンスが聞こえる。「この駅で五分少々停車しま〜す。」なぬ?! これはチャンス! と、新幹線を降りて売店を探す。が、ホームには見当たらない。ちょっと躊躇したけど階段を下りてさらに売店を探す。
牛肉どまん中 を獲得! ^^ 災い転じて福となす、というか、人間万事塞翁が馬、というか…。 ^^; うまうま。 ^^
仙台に到着して在来線に乗り換えるのだが、仙台をなめてた。人が多すぎて、快速 (急行?) に乗れない。 (TT) 各駅停車も満員だったけど、かろうじてに乗り込むことができた。去年と同じように、早朝出発して仙台から自走するべきだったか…。
石巻駅に到着。他にも参加者と思われる人たちが何名か、自転車を組み立てている。
会場の石巻専修大学まで移動し、受付を済ませた。
お祭りなので、屋台を楽しまねば。 ^^ でも、まあ、到着が遅かったので、売れ残り感が… (要するに冷えてる)。 ^^;
旅館に移動してチェックイン。そして、間も無く晩御飯。
他にも小鉢がいくつかと味噌汁も付いている。ご飯は食べ放題だ。この時、既にフォンドダウンが発表されていた (210Km->100Km) ので、食べ過ぎるわけにはゆかないから、お代わりはしない。 ^^;
今回のお仲間は、去年一緒に参加したハラダさんと、桜の AACR に一緒に参加した、コガさん、イマムラさん。
食事が終わって駄弁っていると、去年も同じ宿だった さとまる さんと、もう一人の方もジョインして、しばし自転車トーク。ビールを飲みながらなんだけど、猛者揃いなので、フォンドダウンが決まってしまえば、少々アルコールが入っても…ね。 ^^;
そして夜は更けてゆく…。
当日 - スタート会場へ
4:00a.m. にフォンドダウンで開催決定のメールが配信された。運営側としては 15:00 までに全員が走り終わるように、ということらしい。暴風雨になる前に運営の人たちも撤収を終わらせないと危ないからね。私の周辺の人たちは、みなさんフォンドダウンなら昼には走り終わる見込みなので、「昼から暇だなぁ〜。何する?」みたいな感じだったので、心配無用。 ^^
着替えて出発の準備をする。
これを忘れちゃダメだ。 ^^ 今回は手書きの応援メッセージが書かれた若草色のリボンが配布された。ハンドルなどに巻くように…と書かれていたけど、私は手首に巻くことにした。私のには "You're beautiful" と書かれていた。…うっ、おっさんですまん…。
コンビニに寄って、朝食をとった。 4:00a.m. 過ぎにラーメンを買う客って、コンビニ店員さんには物珍しいだろうなぁ〜。 ^^; でも、長距離のライドでは、朝食がとっても大事なのよ。 ^^;
スタート会場に到着。ある程度、お片付けされたようで、ちょっと寂しい雰囲気になっていた。
今回、応援ライダー (参加料+寄付) で申し込んだのだけど、優先出走権が付随するので、並ぶ場所が違うのだ。
そして、先頭に並ぶ。気仙沼フォンドは最初のスタートなので、ホントにホントの先頭なのだ。二列目だけど、最初に走り出す数十人の中にいるわけだ。「これって…記事に使われる写真に写ったりするんぢゃない? んでもって、風除け係ぢゃないか? ^^;」
オープニングのご挨拶。うぉ! 宮澤さんだ!! J SPORTS の人だ!!! ^^
当日 - ツール・ド・東北
天気は曇り。雨は午後からの予報で、台風接近とともに、風が強くなってゆくと思われる。
いよいよスタートの合図。先頭グループで走り出すなんて、ちょっと緊張する。先頭は宮澤さん。「あれ? 意外とゆっくりだなぁ〜。」どうやら最初の住宅地を抜けるまでは 27Km ぐらいで巡行するらしい。
住宅地を離れ、田園地帯の後半あたりで、宮澤さんが停止していた。先頭を譲ったようだ。スタート地点に戻って、別の出走組へ向けた挨拶をするのかな? 集団の速度が少し上がって 32Km 巡行ぐらい流れてゆく。
明るくなってきた。あとからスタートした速い人たちが、追い越してゆく。
女川 AS 到着。
一年ぶりの女川汁 (つみれ汁) だ。去年は雨で寒かったので、至福のスープだった。今年は寒くはないけど、やっぱり美味しい。 ^^
こんな綺麗な駅舎、去年はあったっけ? 復興が進んでいるってことなのかもしれない。
小休止が済んだところで、出発しようとするものの、先頭が出発しない。どうやら時間調整しているようで、牽引のオートバイが止まっている。だんだん、エイドに人が溢れてきたので、状況説明してほしいけど…と思っていると、間も無く出発。
自転車を止めて、海をパシャり。先頭集団から遅れてしまうけど、綺麗な景色は素通りできない。この頃には、スタート時ののんびりライドな雰囲気はなくなって、みなさんの巡航速度がペースアップしていた。
雄勝 AS に到着。
豪勢な雰囲気漂う、ホタテ焼き。焼きたてのホタテが癖になる。 ^^
ホタテパワーで高速巡航中!! …ぢゃなくって、カメラの設定がおかしくなってた。 ^^;
二回目なので、ここにトイレがあることを知ってて立ち寄ったんだけど、故障中だった…。 (><) でも、記念撮影は怠らない。
去年は曇天で、今年も…。残念。
少し上って、すぐに神割崎 AS に到着。なんで巨大なタコがいるのかは謎。ご当地マスコットなのかもしれない。ヘルメットにタコを付けてる人もちらほらいらっしゃった。
このエイドでは、わかめおにぎりとひじきおにぎりが用意されている。私が選んだのは、わかめだ。去年はひじきだったから、これで制覇だ! (笑)
ここまでで 60Km を超えている。残りは 40Km 弱だ。
先頭集団で出発したものの、たくさん抜かれて、この頃には前に数百人の人たちがいたと思われる。でも、出口に先頭の人たちがいるのが見える (折り返しになるので、出口は入口でもあるから)。おそらく他の出走組とできるだけゴール時間が被らないように時間調整をしているのだと思う。
海沿いのアップダウンの道を駆け抜けてゆく。
最後のエイドに到着。クッキーとポン菓子が用意されていた。食べずにバックポケットに入れた人も多かったようで、途中で落ちているのを何個か見かけた。私はもちろん美味しくいただいた。 ^^
ワカメ入り玄米クッキー & 玄米ポン菓子 は、海のミネラルたっぷりだそうな。スタッフの方が熱心に説明してくださったので、「ちゃんとブログに書きます! ^^」と約束したのだ。 ^^
私がエイドに到着した頃に先頭が出発していた。普通のイベントなら、先頭は遥か彼方なんだけど、今回は時間調整が入っているので、かろうじて先頭が視界に入る範囲に居続けることができてる。それもここまでが限界で、あとはゴールまでみなさんカッ飛んでいかれることだろう。
川沿いの平坦路を爆走中。だんだんと台風の暴風圏に入ってきたのか、向かい風が強くなってきた。雨が降る前に、これ以上の強風になる前に戻りたい!
このあと、向かい風の中を 38Km ぐらいで巡行する人に抜かれて、すぐにその人のドラフティングに入ったのだけど、先に行けと合図され、結局、私がしばらく引くことに…。 ^^; 向かい風の中、めっちゃ頑張った。 ^^
田園地帯に入った。ゴールが近い。この辺りは、去年一緒に走っていたヨシオカくんが「チームジャージで一緒にゴールしましょう! ^^」と言った直後に、猛ダッシュで逃げようとしたところだなぁ〜。今年は忙しいようで一緒に参加できなかったけど、来年に期待。 ^^
石巻専修大学付近の土手沿いの道。ゴールは目と鼻の先だ。ちゃんとジャージが見えるように、羽織っていたジレのジッパーを下げて、ジレが風になびくようにした。とってもはためく。台風だからね。い、い、痛い…。 ^^;
ゴール! 走りきったよ!! …100Km だけど…。
「TREK だし、 Emonda だし…。バキュンポーズでゲートをくぐろうかな?」なんてことが頭をよぎったけど、 100Km ではアドレナリンの量が足りなかったようだ。恥ずかしさが勝ってしまって、普通にガッツポーズ…ぐらいが精一杯だった。 ^^;
エピローグ
今回も運営の方々、沿道の方々にたくさん応援していただいた。私も「おはようございます!」「ご苦労様です!」とできるだけ声を出して挨拶するようにし、子どもたちがいれば手を振った。 ^^ 年に一度、たくさん元気がもらえる日。ありがとうございました。また、来年。 ^^
# 応援ライダーには、来年の優先参加権が付いているのだ。 ^^