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利根沼田望郷ラインを経由して、吹割の滝へ

数ヶ月前にオートバイに乗っている友人にお薦めされたコースが利根沼田望郷ライン。調べてみたら、吹割の滝もあるし、園原ダムもある。これは行かねば…。

前日まで悩んでいたのは、そろそろ寒さが厳しくなる中禅寺湖。どうせいろは坂を上るなら、その先の金精峠まで行っておきたい…と思って調べてみたら、金精峠は既に雪景色らしい。道路はまだ走れそうな感じなんだが…と、悩みに悩んだ結果、利根沼田望郷ラインへ行くことにした。まだ、まったく行ったことのないところに行った方がおもしろそうだし、私の好きなブログの方々の記事が魅力的だったから…。 ^^

コース概要

前橋駅まで輪行して、望郷ライン、園原ダムを経由して、吹割の滝へ。帰りは少し道を変えて変えて高崎駅まで戻るコースを引いていたけど、暗くなてしまったので、前橋駅から輪行で帰った。 ^^;

コースプロフィールはこんな感じ。少し厳しいところ (赤いところ) はあるものの、おおよそ緩やかな勾配のアップダウンコースだ。斜度はだいたい 5% ぐらいのところが多かったかな。厳しいところでも 8% ぐらいで、このぐらいだと紹介してくれたオートバイ乗りにとっては平地も同然なんだろうけど、自転車乗りにとっては、それなりに体力を消耗する。ぜんぜんヒルクライムのつもりはなかったのだけど、気付いたら標高 800m ぐらいまで上ってて驚いた。 ^^;

山間部の利根川沿いを走った動画。川沿いにある程度の平地があるってことは、昔はけっこう氾濫してたんだろうなぁ〜、と動画を見ながら思ったりなんかして…。

出発

4:30a.m. 頃に起きたものの、ろくにダイヤを調べずに出発したので、新宿駅で 30 分ほど電車を待つ羽目に…。 (><) そして、前橋駅に着いたのは、 9:30a.m. 頃。すっかり遅くなってしまった…。 (^^;

前橋駅を出発して少し走ると、利根川右岸を走るサイクリングロードだった。コースは STRAVA お任せで引いたので、予想外の展開だった。およそ 15Km ほど、車の来ない気持ちのいいサイクリングロードを走ることができた。交差点のたびに、コースを遮るポールが出てくるので、そんなに飛ばすことはできないけど、向かい風が強くてスピードが出せなかったので、私にはちょうどよかった。^^;

サイクリングロード沿いに牧場があったので、写真を撮っていると…。

めっちゃ近寄ってきた。 ^^ 「ごめんねぇ〜。君にあげられる食べ物は持ってないんだ…。」と言うと、踵を返して戻って行った。もしかして、言葉を理解しているんぢゃなかろうか? ^^;

サイクリングロードを出て、利根川の左岸に移動する橋からの風景。見えている山は方角的に榛名山かな? よくわからないけど…。 ^^;

国道は右岸で、裏道っぽい左岸の交通量はとても少ない。自転車で快適に走ってたけど…。

通行止の看板。 (><) でも、車はやってくるんだよなぁ〜? 正確な状況はわからないけど、ここは国道へ変更した方が賢明だろうと思って、橋を渡って国道へ出ることにした。

だがしかし…。国道 17 号線の交通量は多い。しかも緩やかな上り坂。走り続けるにはストレスが高いし、通行止の場所は過ぎただろうし…。橋が見えた所で、改めて左岸の県道 255 号線へ戻った。 ^^;

その橋の上より。いい感じに色づいてる。 ^^

県道 255 号線はやや狭いところがあって、このトンネルなんて、車一台分の幅しかない。トンネルの中で車同士のすれ違いはちょっと無理で、待避所が彫ってあったりする。^^; 自転車でも対向車が来ると、ちょっと緊張する。裏道で交通量が少ないから、なんとかやっていけるのだろうけど、自転車にとっては走りやすいコースなので、断然、国道 17 号より県道 255 号だ。 ^^

望郷ライン

ちょっとしたヒルクライムののち、念願の望郷ラインへ突入。 ^^ この道、めっちゃ走りやすいのに、ほとんど車が走ってない。心地よい太陽の下を、ほとんど独占しているような気分だった。

高原の農道なので、周りは見渡す限りの畑だ。この景色と空気、そしてコースのアップダウンにデジャブを感じると思ったら、以前に行った 嬬恋パノラマライン に似ていることを思い出した。キャベツ畑が懐かしいけど、嬬恋パノラマラインはちょっと遠いんだよなぁ〜。高原を走りたくなったら、望郷ラインの方がお手軽そうだ。

谷間を超える橋のあたりでは、こんな眺望も観られる。 ^^

ヤギにも遭遇した。とってものどかで気持ちいい。 ^^

高原の畑地帯を過ぎて、一旦、ダウンヒル。 5Km ほど下ったあとで、緩やかに上って…。

園原ダム

最初の目的地 園原ダム に到着。

紅葉が綺麗だ。ダムの職員さんによると、紅葉狩りに訪れる人が多いそうな。

園原ダム は、ダムマンガで紹介されているダムの一つなんだけど、心霊スポットとして登場する。 ^^; ネットで検索すると、「ああ〜、実際にそーゆースポットになってるんだ。^^; 」というのがすぐにわかる。 ^^;

ダムカードも獲得し、しばし係のおっちゃんとダベリング。

おっちゃん「この自転車、うん十万円もするんでしょ?」
わたし「ええ、まあ…。 ^^; でもこのぐらいぢゃなきゃ、前橋駅からここまで来れないんですよ。 ^^;」
おっちゃん「随分、軽そうやね。」
わたし「そうですねぇ〜、荷物を除くと 8Kg ぐらいです。電車に載せるのも楽々ですよ。 ^^」
おっちゃん「バラして電車に載せるの? へ〜、そんなこともできるのか〜。健康にも良さそうやね。」
わたし「そうですね。 ^^ …ぢゃ、そろそろ吹割の滝へ行きます。どのぐらいですかね?」
おっちゃん「車で 15 分ぐらいかな。」
わたし「ありがとうございました。 m(__)m」
おっちゃん「それぢゃ、気をつけて。」

世の中に、ロードバイクは少し知られているようだけど、輪行遊びはまったく認知されてないようだ。 ^^; 輪行がすっかり日常と化している私だが、それもここ一年の話で、以前はまったく知らなかったので、まあ、そんなもんかな。 ^^;

吹割の滝

園原ダム を後にして、アップダウンを 30 分ほど…で、もう一つの目的地 吹割の滝 に到着。

遊歩道の入口にある橋の上から撮った渓谷。あまりにも素晴らし過ぎて、期待に胸が膨らむ。 ^^

紅葉の時期ということもあって、観光客はかなり多い感じ。ひっきりなしに車がやって来る。駐車場係のおっちゃんの案内で自転車を置かせていただいたのだけど、地球ロックができない広い場所だったので、なかなか悩ましい…。 ^^; 防犯が気になるけど、係員が何人かいるので、きっと大丈夫だろう…と思うことにした。 ^^;

「日本のナイアガラとか言われてますけど、ぜんぜんしょぼいですよ。^^;」そんな噂を聞いていたけど、こーゆー回り込む滝を見るのは初めてなので、それなりに楽しい。 ^^

これで終わりかと思ったら、歩道が続いていて、観光客が奥へ向かっていた。「ん? 先に何があるんだろ?」とついてゆく。

さすが渓谷。見応えがある。

そして現れる本命。想像してたよりもなかなか広い。

要するにこの辺りは広範囲にわたって岩盤なのだ。そして、ところどころ段差があって滝になってる、と。川原も岩盤なので、ビンディングシューズだとちょっと厳しいかもしれない。私は SPD なので、まあ、なんとか大丈夫だった。 ^^;

コンクリートの歩道もあって、結構続いてる。 1Km ほどあるんぢゃないかと思われる。その間、 吹割の滝 はいろんな表情を見せてくれる。

ちょっと神秘的な雰囲気の漂う逆光写真になった。 ^^;

歩道は続いているけど、この先に滝はなさそうだ。橋まで行って、上からの写真を撮りたい気もするけど、地球ロックできなかった自転車が気になるので、この辺りで折り返した。

駐車場まで戻ると、自転車は無事だった。一安心。 ^^

復路

時刻は 14:00 を過ぎていた。復路で園原湖の写真を撮りたかったけど、日の入りが早くなってきたので、諦めて国道 120 号線を一目散に下ることにした。下り基調だけど、そこそこ上りもある。そして、交通量は多い。とは言っても、渋滞するほどではないので、車は快調に飛ばしている。常に後続の車の動きを気にしながら走り続けることになるので、自転車にとっては精神的になかなかしんどいところだ。せっかくの景色を楽しむ余裕はあんまりなかった。 (><)

ところどころ撮影休憩を挟みつつ、国道を駆け抜ける。

そして、往路で国道に切り替えた橋の所で、逆に裏道に戻った。

随分、日が落ちてきたけど、国道に戻るのは避けたいので、往路で通った自転車道を使って、前橋駅まで戻った。自転車道の後半はかなり暗くなったけど、 VOLT 800 のおかげで、快適に走りきることができた。持ってて良かった。 ^^;