ご先祖様と山中湖
行こうと行こうとは思いつつ、二日酔いだったり、寝不足だったり、気分が乗らなかったり…で、先延ばしになっていた山中湖。今回も 4:30a.m. に起きたものの、曇天でいまいちな感じ。「これは、富士山は期待できないなぁ〜。う〜む…。 (--;)」
山中湖へ行ったのは、一昨年の十二月なので、一年半も前のことだ。当時はクロスバイクだった。
二度寝しかけたけれども、体がどんどん鈍ってしまうのも困るので、無理やりレーパン & サイジャーに着替えて、ロードバイクを玄関に移動し、チューブに空気を入れた。曇天で写真が期待できなくて気分がのらないのなら、コンデジを持っていかなければいいのだ! …と、自分の気分をなんとか誤魔化して、無理やり家を出た。 ^^;
コース概要
ノースアップ表示なので、右上がスタート地点。ずーっと道志みちを上って、ピークが山伏峠。山中湖をぐるっと回って、籠坂峠を上って、あとは新松田駅まで下り基調だ。
上って下りるだけの簡単なお仕事。 (><)
上り続ける道志みち
一年半前の山中湖は、足柄駅から籠坂峠を超え、帰りは道志みちを通ったのだけど、今回はほぼ逆。
そして、久しぶりのロングヒルクライム。ここのところ、アップダウンのある道は走っているものの、上っても数百メートル程度で、 1000m を超えるまで登り続けるのは、ほんと久しぶり。大丈夫か? > オレ (--;
京王線で橋本駅までワープ。今では自走できる距離なんだけど、イベント続きの後遺症で、交通量の多い道はまったく走る気にならないのだ。 (><)
津久井湖沿いを走り抜け、道志みちに入る。
「山中湖まで 46Km か。緩斜面とはいえ、しんどいだろうなぁ〜。」そう思いつつも、なんかワクワクしてきた。 ^^ 強引に出発して良かった。 ^^
思いの外、雲は少なく、なかなか晴れてる。これよ、これ。この景色があれば、気分は爽快。 ^^
富士山がチラリ。諦めていた富士山が少しだけ頭を出してる。これならテンションが上がる。 ^^
だがしかし、体が目覚めない。脚が回らない。コンビニ補給をしたものの、食後のヒルクライムは、かえって気分が悪くなる。 (><)
道の駅どうしに到着。写っているロードバイクは、他人様のもの。 ^^;
食べたものがエネルギーに変わるまで、慌ててもしょーがないので、ここで少し長めの休憩を取ることにした。
ああ、懐かしい〜。
吊り橋もあったのかぁ〜。そーいえば、道中、渓流釣りを楽しんでる人をそこそこ見かけた。釣りをしないからわからないけど、ヤマメなんかが釣れるのだろう。きっと、たぶん、おそらく…。
おおぉぉぉ〜、カブトムシの幼虫だ! 今でも売ってるんだぁ〜!! ^^
コーラを飲みながら散歩して、トイレを済ませた。そして、飲みかけのコーラをトイレに忘れた…。 (--; 個室だから諦めた。 ^^;
少しリフレッシュしたところで、山中湖へ向けて出発した。…が、やっぱり脚が回らない、体が気だるい。そして眠い…。 (--;
「あかん、今日はバッドデーってヤツや…。 (><)」
気温は 22℃ で、暑くはないんだけど、体が言うことをきかない感じが続く。道の駅どうしまでは 5% ぐらいで、その先は 7 〜 8% ほどか…。緩くなってもギアを上げられない。
「う〜む、あと 10Km ほどあるのに、この調子では…。これは引き返した方が無難かも…。」と思い始めたら…。
トンネル発見。山伏峠だ。「あれ? ピークに着いちゃった。」
距離を見ながら走っていたのだけど、山中湖までの残り距離を頂上までの距離と勘違いしていたので、予想外に早くピークに到着して、拍子抜けしてしまった。 ^^;
「もう上りはないから、ここまで来たら、楽しまないと勿体無いな。 ^^;」
山中湖のサイクリングロードを周遊中。残念ながら富士山は雲の中だ。
山中湖をぐるっと回ってランチ
山中湖のサイクリングロードを反時計回りに走って、爽快感を堪能し、ランチへ突入。
ここまで来たら、やっぱりほうとうを食べたいよなぁ〜と思いながら、お店を探すんだけど、どこもなかなか立派な古風な店構えで、お値段が高そうなんだよねぇ〜。 ^^; 入って見ないと分からないところは、ちょっと怖くて入れない。 ^^;
浅間茶屋 に決めた。お店の前に見本が陳列してあって、値段が書いてあったから。 ^^; やや観光地価格な感じだけど、観光地だからね。 ^^;
自転車置き場を探していると、お店の人が出て来てくださって、「どこでも置いていただいていいですよ。 ^^ あ、隠せた方がいいですかね? ぢゃ、こちらに置いていただいて…お席は自転車が見えるここに用意させていただきます。 ^^」と、とっても親切にしてくださった。まだランチタイムが始まったばかりで、他のお客さんがいらっしゃらなかったからだとは思うけど、この気遣いはとっても嬉しい。 ^^
注文したのは、 "豚肉ほうとう" だ。
豚肉もほうとうもモッチモチしてて、食感がたまらない。スープは味噌味でとっても具沢山。この店、アタリだ。 ^^
まあ、豚汁にうどんを入れれば、近い食べ物にはなるんだけど、似て非なるものだわ。これは、また食べたい。 ^^
食後は近くにある徳富蘇峰館 (三島由紀夫文学館) へ。
亡くなった祖父が言うには、この方、ご先祖様らしい。「オレ、こんなイケメンとちゃうけどなぁ〜?」と思ったら、三島由紀夫やん、これ。 ^^; 年配の方がご先祖様かな? う〜ん、まったく分からんねぇ〜。 ^^;
実は、芦花公園 (蘆花恒春園) まで自転車で行けるところに住んでるんだけど、徳富蘇峰の弟である徳富蘆花の邸宅が東京都に寄贈されて公園になったものだそうな。ググると見つかる徳富蘆花の写真は、私の父親に似てるんだよねぇ〜。こっちがご先祖様なんぢゃないかと思うんだけど、蘆花には子どもはいなかったそうな。う〜ん、まあ、ちゃんと血筋を調べたわけぢゃないので、ホントにご先祖様なのかどうか、実のところはよく分からないんだけどね。 ^^;
どうでもいいけど、徳富蘇峰館も自転車で行けるところ…ってことになってしまった。 ^^;
"徳富蘇峰は、山中湖の美しい自然をとても愛していた。" とか書かれてたんだけど、下り坂の向こうに見える山中湖という構図は、確かにとても美しかった。「ええとこに記念館を建ててもらって良かったね、じっちゃん。 ^^」
なお…。入館料は 500 円。500円が惜しかったから レーパン & サイジャーで文学だなんて違和感ありありだよなぁ〜ということで、中には入ってない。 ^^;
帰りは御殿場方面へ
輪行バッグを自転車に積んで走っているので、日頃、来た道を戻るという選択は、あんまりしない。という訳で、籠坂峠へ向かった。
あ、脚が回る…。今頃、体が目覚めたか…。まあ、脚が回ったところで、亀速であることには変わりがないのだけど…。 ^^;
そして、あっとゆーまに籠坂峠到着。さすがに山中湖側からだとあっとゆー間だわ。 ^^;
電車賃を浮かすため あんまり乗り換えが好きぢゃないので、御殿場へは行かずに、新松田駅へ。基本的に下り坂なので、あんまり漕がずに省エネルギーで新松田駅に到着。小田急線でバビューンと帰宅した。
エピローグ
走り足らん! ^^; ヒルクライム付き 100Km は、以前なら、けっこう頑張った方だったハズだけど、イベント続きで 200Km 走行にすっかり体が慣れてしまったようだ。こーなると、これからのコース造りがなかなか悩ましくなるなぁ〜。 ^^;