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柳沢峠でデイキャンプ

以前から山登りに興味はあるのだが、あんまり趣味を増やし過ぎても中途半端になっちゃうので、今のところスポーツアクティビティは自転車に絞っている。が、「山コーヒーを飲んでみたい!!」という欲望が、だんだんと抑えられなくなってきた。 ^^;

サイクリングの行き先は山方面が多いので、山コーヒー向きではあるのだけど、荷物が増えるとヒルクライムがしんどくなるので、悩ましいところ。今年の初めに手に入れた DAHON Presto SL で、軽く多摩川までポタリングして、河原のキャンプ場なんかで試してみるかなぁ〜と考えていた。

振り返ってみると、 ツール・ド・東北 の時や、 しまなみ海道サイクリング に、宿泊装備を背負って、なかなかの距離を走ってたり、ヒルクライムしてたりしたことを思い出した。『あの時は必然だったけど、既に荷物を背負って走る経験はしているってことか…』というわけで、予定していた柳沢峠サイクリングで、念願の山コーヒーにチャレンジすることにした。 ^^

プロローグ

キャンプ経験のある友だちに相談したところ、「変な苦労をしたら楽しく無くなるから、道具はちゃんとしたのを選んだ方がいいよ。 SOTO とか…」という訳で選んだのはこちら。

何せ初めてのことで、必要なものも良いものもわからない。最初に買うなら、セットで一式揃っててお得なヤツがいいだろう…と思って決めた。

おもしろいことに、巡回ブログの一つ 世界にひとつだけのDAHON の方が、同じタイミングで同じものを手に入れていらっしゃった。^^ (参考: サイクリングの休息中に河川敷でコーヒーを淹れよう♪【購入編】 ) そーいえば、少し前に 折りたたみ自転車でサイクリングをして自分でコーヒーを淹れてみませんか? を書いてらっしゃったので、この記事に影響されたような気もする。

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コーヒーを飲むならカップもいる。ついでにフタも一緒に発注しておくか。

後日、 世界にひとつだけのDAHON で、早速、使用レポートの記事が上がっていた。(参考: サイクリングとコーヒーの素敵な関係、Snowpeakのコーヒーカップでサイクリング後にコーヒーを飲みました! )

この記事によると、どうやら購入したクッカーは大きいらしい。 Amazon から現物が届いて、コーヒーを飲むだけにしては大きいなぁ〜とは思っていたけど、やっぱりね。 ^^; ということで、新たにケトルを追加した。クッカーは、いずれ料理にチャレンジする時まで保管だな。 ^^;

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アミカススターターキットL のクッカーよりは一回り小さくなったし、注ぎ口がついているので、いい感じ。 ^^ 柳沢峠には二人で行くので、 0.9L の水を沸かせるなら十分だろう。ついでに、カップフードも持って行くことにした。

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奥多摩駅スタート

待ち合わせは 8:30a.m. に奥多摩駅。一緒に行くコガさんとは ホリデー快速おくたま1号 の車内でお会いした。

奥多摩駅で自転車を組み立てる。コガさんの自転車は 渡良瀬渓谷 へ行った時と同じ SOMA のクロモリクロスバイクで、リアに大きなキャリアバックを積んでいて、相変わらず重い。

コガさん「渡良瀬渓谷に行った時より、軽量化しました。 ^^」
ワタシ「どれどれ…。相変わらずめっちゃ重いがなぁ〜! もう、置いて行っちゃうかもしれませんよ!! ^^;」

九月に 渡良瀬渓谷 へ行った時は、剛脚のコガさんがヒルクライムでついてこないという珍事が発生していたので、貧脚の分際で大口を叩いてしまった。 ^^;

奥多摩駅から青梅街道へ入り、近くのコンビニで軽食を済ませ、ひとまず小河内ダムへ向かった。

トンネルが続く青梅街道ヒルクライム。斜度は 5〜8% ぐらいなんだけど、徐々に引き離されてゆく。結局、初っ端からいきなり置いていかれた。 ^^;

ワタシ「その劇重チャリで、なんで、そんなに速いの! (><)」
コガさん「いや〜、『まだついてくるのか!』と思って、必死に逃げましたよ。 ^^」
ワタシ「柳沢峠まで行くのに、こんなペースは無理…と思って、途中で追うのはやめましたよ…。(TT)」

レースに興味のないはずのコガさんだが、なぜか時々こーゆーお茶目なイタズラを仕掛けてくる。 ^^; とりあえず、まだ、走力差は大きいことがわかって、「置いて行っちゃいますよ!」などと大口を叩いたことを後悔したのであった…。 ^^;

少しペースを落としてもらったものの、いきなりのハイペースだったので朝食を戻してしまいそうになり、私はさらにペースダウン。「小河内ダムまで前を走るんで、ついてきてください…。 (TT)」と先行させてもらって、のんびり走ることにした。 ^^;

小河内ダム到着。天気予報は曇りだったのに予想外の晴天。ビューティフォー!! ^^ 水と緑のふれあい館 が開くまでの間、しばしダム見学。

水と緑のふれあい館 が開いたら、トイレを済ませ、水をボトルに入れて、柳沢峠に向けて出発した。 ダムカレー があるのを見つけて名残惜しいのだが、次の機会に…。 ^^;

少し回復したものの、先行するのは私。コガさんに前を走らせない。^^; とは言っても奥多摩湖沿いは平坦路。コガさんは「(自転車が) 重いので、平地はついていけません。 ^^;」とおっしゃるので、ペースは抑え気味。快晴で景色がいいので、撮影タイムを取りながら、のんびりポタリングだ。 ^^

風がなく、静かな湖面の奥多摩湖。鏡のように周りの景色を映し出している様が絶景だ! 爽快すぎる!! ^^

峰谷橋で撮影タイム。

装備込みで、私のより 5Kg 以上は重いコガさんの SOMA 。

この先、風張峠方面へ向かったことはあるけど、山梨方面へ向かうのは初めて。どんな道が、どんな坂が待ち受けているのだろう? とドキドキしながら、大菩薩ライン (青梅街道) を進んで行く。

柳沢峠に向かって

道の駅たばやま で小休止。そこそこの上りだった気はするけど、本格的なヒルクライムってほどでもない。でも、私の脚は攣り気味…。 (><) 無理して踏んでるつもりはないのだけど、ここのところどうも脹脛が攣りそうな感じになることが続いてる。寒くなってきたからかな? 糖分とミネラルを意識して、軽くドリンク補給。

山間部のウェットな路面。前日の雨が乾いてないのは、南側が山に遮られているからだろう。3 ℃ほど気温が下がった気がする。ウィンドブレーカーがなくても大丈夫だったけど、だんだんと冬の足音が聞こえてくるようだ。

紅や黄に染まり始めた木々に囲まれ、川沿いに敷設された景観の良い道路。丹波渓谷と呼ばれているところらしい。ところどころ舗装の荒れたところもあるものの、交通量は少なくて、景観が良いので、サイクリングにはなかなかいい感じのコースだ。

小休止。標高が高くなってきたので、だんだん紅葉っぽい景色になってきた。柳沢峠へ続く道は、激坂はないけど 5〜10% ぐらいの上り坂が続く。渓谷なので、距離は長いものの絶景が続く。しんどいけど、しんどくない。 ^^;

デイキャンプ

キャンプ場の看板を見つけた。ヤマメ釣り場になってる河原だ。柳沢峠の 5Km ほど手前だっただろうか? ちょうどいい時間帯だったのでランチタイムを取ることにした。

初めて使うアウトドアバーナーにドキドキしながらお湯を沸かす。

お湯を注いで五分待って、よくかき混ぜると…。「うまぁ〜。 ^^」 インスタント食品だけど、なんか楽しい。 ^^

コガさん「これなら、補給 (コンビニなど) がないところにもチャレンジできますね。 ^^」
ワタシ「水さえ手にはいればね。 ^^;」

ということで、コースバリエーションが増えそうだ。

そして、念願の山コーヒー!! ^^

…期待しすぎた…。 ^^; 重量を増やしたくなかったので、お手軽なインスタントドリップコーヒーを持ってきたのだけど、かなり薄味だった。 ^^;

紅葉を見ながら優雅に過ごした。

食後は 8% ほどの勾配が続く中を頑張ってヒルクライム。

着いた!! ^^

素晴らしい眺望。柳沢峠からは富士山が見えるらしいのだが、残念ながら空は厚い雲に覆われていた。くぅ〜。 (><)

甲州街道の試練

柳沢峠からの下りは、ウィンドブレーカーを羽織ってても寒かった。フルフィンガーグローブでも、ブレーキングが怪しい感じなので、時々、休憩を挟みながら下った。

大月駅まで行く予定で、フルーツラインを走り抜ける。コガさんに先行してもらうけど、アップダウンコースなので、なんとかくらいついていける。上り坂でも短時間なら引き離されずに走れるようだ。

日の入りまでに大月駅に到着したいなぁ〜と思いながら甲州街道に入ると、なかなか厳しい状況が待っていた。夕方なので、なかなか交通量が多いのだ。そしてトラックも少なくない。道が広い訳でもない山間部の甲州街道。この中でヒルクライムは…。 (--;

ワタシ「この道、走り続けるのつらい… (><)」
コガさん「交通量多いですね。 ^^;」
ワタシ「最寄駅はどこ?」
コガさん「ここからだと甲斐大和駅があります。」
ワタシ「笹子峠方面なら空いてるかな?」
コガさん「ええ。でも、下ったあとに甲州街道をしばらく走ることになります。 ^^;」
ワタシ「それは楽しくなさそう…。柳沢峠で満足したんで、今日は甲斐大和駅から輪行しましょう。 (><)」
コガさん「ですね。次回は逆回りしましょう。 ^^」

前日に、大月駅から笹子峠、柳沢峠を一周した人の記事を読んでいて、「逆回りは厳しい」と書いてあったのだけど、交通量の多くなる夕方の甲州街道ヒルクライムのことをさしていたのかもしれない。

という訳で、甲斐大和駅。

そして輪行。

エピローグ

あくまでもサイクリングがメインなので、デイキャンプはちょっと慌ただしかった気がする。焼きそばを作ったり、スープを作ったり…と、もうちょっとデイキャンプにウェイトを置いてみても楽しいかもしれない。まだまだ、色々、楽しみを探して遊んでみよう。 ^^

ひたすら山間部を走っているのがよくわかる動画。ヒルクライムということで、高いところを走っているはずなのに、そんな中でも低いところに道路は作られるってことがよくわかる。 ^^;

今回のコースはこんな感じ。

そういえば、後半の笹子峠前後の甲州街道は、 AJ 西東京のブルベコースに組み込まれていたんだっけ…。走力を上げないと厳しそうだなぁ〜。 (><)